節分に食べるものは?

このレシピに使われた野菜たち"

季節を分ける
 ~節分で厄払い~

節分

 まだまだ雪深い北海道ですが、暦の上ではもうすぐ春☆まもなく立春を迎えますね。
スーパーで繰り返し流れてくる「豆まき」の歌も春を感じさせてくれます。多種多様の豆や恵方巻などの特設コーナーもにぎわいを見せ、なんだかウキウキしてきます♪
「立春」の前日に行われるのが「節分」
“季節を分ける”という意味もあり、季節の変わり目に生じると考えられていた“邪気(鬼)”を追い払って、福を呼び込む「追儺(ついな)」という行事が豆まきの始まりと言われています。

節分 色々な説がありますが…
豆まきをするのは、“豆をぶつけて魔の目(まめ)を射ることで魔を滅する(まめ)”ためと言われています。
ここでご注意!必ず炒った豆をまきましょう!生の豆を撒いたあと、拾い忘れていた豆の芽が出ると縁起が悪くなりますよ。
撒いたあとの豆を拾って、年の数(プラス1個ということも!)だけ食べて健康で過ごせるよう無病息災を願いましょうね☆
ちなみに、北海道では雪の上に落ちても探しやすく、ちゃんと拾って無駄なく食べられる落花生が主流なんです。掃除がしやすく、物を粗末にしないいという雪国ならではの知恵ですね(^0^)v

節分 「福を巻き込む」恵方巻は「縁を切らない」という願掛けから、切らずに丸ごとかぶりつきますが、本来は「七福神」にちなんで7種“かんぴょう・しいたけ・キュウリ・ウナギ・卵焼き・でんぶ・ほうれん 草(またはミツバ)”の具材を使います。
でも丸ごと食べるのはかなり大変…
ミニサイズにして食べやすくするのもありですね(^0^)v

 節分に食べるのは豆と恵方巻だけではありません。
鬼が嫌う煙を出して厄払いする“イワシ”、縁起かつぎの“福茶”(松竹梅の梅・喜ぶの昆布・福豆入り♪)、そして“ソバ”など。江戸時代では1年が始まるのは立春からと考えられていたので、 つまり「節分」は大みそか。“大みそかと=年越しソバ”ということです。
地域によって色々な風習や意味があって面白いですねぇ♪

節分 最近では、ケーキや和菓子などの変わりダネ恵方巻がたくさんあり、色々な楽しみ方もしていますが、本来の意味をちゃんと知りつつ、体調を崩しやすい季節の変わり目を元気に乗り切りたいものです。
今年の恵方は南南東(丙申)。美味しい笑顔に福来る~☆

野菜ソムリエ 木田靖代
2016/1/29