季節を分ける「節分」・・・そして春☆
~厄払い~
もうすぐ節分!今年は2月3日(火)です。その翌日には立春を迎え、暦の上ではすっかり春です~\ (^0^)/
おなじみの“おにはそと~、ふくはうち~♪ぱらっぱらっぱらっぱら、まめのおと~♪・・・”と、「豆まき」の歌が繰り返し流れていて、思わず口ずさんでしまいます(笑)
スーパーなどでは早い時期から色々な種類の豆が並んでいました。大豆や落花生だけではなく黒豆やきな粉をまぶした豆などもあり、健康志向の高さを取り入れている様子がうかがえます。昔はこんなに無かったなぁ~。
節分は「立春」の前日に行われ“季節を分ける”という意味もあります。季節の変わり目に生じると考えられていた“邪気(鬼)”を追い払って、福を呼び込む追儺(ついな)という行事が豆まきの始まりと言われています。現在でも、季節の変わり目には風邪を引きやすかったり、体調を崩しやすいと言いますよね(;^_^)
あれ?なぜ大豆を撒くの?
色々な説がありますが、“豆をぶつけて魔の目(まめ)を射ることで魔を滅する(まめ)”だとか。。。
それも炒った豆じゃなきゃダメ!生の豆を撒いたあと、拾い忘れていた豆の芽が出ると縁起が悪いからなんですって。拾った豆を年の数だけ食べると健康で過ごせるという、無病息災の願掛けでもあります☆
でも北海道では落花生が主流なんですよ。昭和30年代ころから“掃除がしやすい”、“物を粗末にしない”などの理由で、大豆から落花生に変わってきたそうです。雪の上に落ちても探しやすいし、ちゃんと拾って無駄なく食べられるし♪雪国ならではの知恵かなぁ~(^_^)v東北や信越地方でも落花生を撒くことが多いそうですね。
節分といえば・・・小さいころ親戚の家に集まって、落花生とチョコレートやキャンディーなどのお菓子も混ぜて撒いてもらった後、拾い集めたことを思い出します。だれが一番多く拾ったか!な~んて言いながら♪
そして恵方巻き☆北海道も最近では、恵方巻きや鰯(いわし)を食べる風習も定着してきました。
恵方巻きの具材は、七福神にちなんで7種“かんぴょう・しいたけ・キュウリ・ウナギ・卵焼き・でんぶ・ほうれん草(またはミツバ)”とも言われているのだとか。
おせち料理の一品一品などもそうだけど、日本では食べ物を何かにたとえる風習が多く、意味を考えながら食べるのがとっても楽しいなぁ(*^_^*)
ケーキや和菓子の恵方巻きなどの変わりダネもあり、まさに“イベントを楽しむ”という感じでにぎわってきましたが、本来の意味を知ると、もっと家族そろって“食べることを楽しむ”ことが出来るかもしれませんね♪
今年の恵方は西南西☆福を切らないように恵方巻きを丸かじりでガブっ!福がた~くさん来ますように\(^0^)/
野菜ソムリエ 木田靖代
2015/1/30