ピーマン

今回のテーマは「Peppers」☆

このレシピに使われた野菜たち"

野菜ソムリエの勉強グッズ
~テーマは「ピーマン」~

ピーマン

名前:ピーマン(Sweet pepper)
分類:ナス科トウガラシ属
生まれ:熱帯アメリカ

 

ピーマン 先日、日本野菜ソムリエ協会から届いた箱の中身は・・・カラフルなピーマンたち。野菜ソムリエの基本「食べ比べ」の教材として届きました。じっくり形象を観察して調べ、その素材の持つ性格や個性、たくさんの魅力を周りの人たちに伝えていくので、野菜ソムリエも日々勉強です~0(^0^)0
ピーマンは、辛味のないトウガラシの仲間。15世紀の終わりにコロンブスがヨーロッパに唐辛子を持ち帰って香辛料として広まったとされています。日本には16世紀末ころ、豊臣秀吉が朝鮮から持ち込んだなどの諸説ありますが、実際に普及し始めたのは昭和30年代からと言われています。

ピーマン ピーマンは大きく「パプリカ型・ベル型・日本型」に分類されます。食卓になじみのあるピーマンはベル型で、パプリカはピーマンよりも肉厚で大きいパプリカ型。別のものなんですよ(*^^*)
緑色のピーマンは未熟果で、完熟させると赤色や黄色などのピーマンになり栄養価や甘味もアップします。どうしても「苦みがニガテ~」という場合は、カラーピーマンから始めてみるのもいいかもしれませんね。加熱したり、繊維を断ち切るように切って調理するのもおススメです♪
ピーマン 悲しいことに、嫌いな野菜の上位にランキングされることが多い野菜のひとつですが、最近ではいろいろ改良され独特のクセや苦みが少なくなり、とても食べやすくなっています♪
いつの日か、大好きな野菜ランキングの上位になって欲しいなぁ☆
なぜって?・・・

~栄養が豊富~

ピーマン “中身がない!?”なんて表現されますが、じつは栄養いっぱいの野菜です!
β-カロテンやビタミンC、ビタミンEなどが豊富で、なかでもビタミンCは100g中には約80㎎と、なんと!ほぼレモン1個分に相当する量なのです。さらにピーマンに含まれるポリフェノールの1種のビタミンP(ビタミンC様物質)は、熱に弱いビタミンCの吸収を助けてくれるので、加熱調理しても減少しにくいんです。紫外線が気になる季節・・・美肌効果の期待大!のビタミンCの補給源としては、とても嬉しい野菜です(^_-)☆
VF さらに、独特なニオイの正体であるピラジンという成分には、血液サラサラ効果があるので、脳梗塞や心筋梗塞などの血栓が原因とされる疾病予防にも期待されています。

このピラジン、じつは種やワタの部分に多く含まれているのです。捨ててはもったいない!冷え性予防にも効果的なので、最初は食感が気になりますが、慣れると平気になるかもしれません。丸ごと焼いてカツオ節&しょう油をかけてガブッと食べるのがおススメ☆
まずは「食べてみる」ことから始めてみませんか(*^^*)

野菜ソムリエ 木田靖代
2016/6/10