トマト

土用ってなぁに?食べるのはウナギだけ?

このレシピに使われた野菜たち"

    本格的な夏がやってきた☆
~土用の丑の日~

伊藤農園

 7月22日(金)は二十四節気のひとつ大暑(たいしょ)でした。本州では梅雨が明けたという地域も出始め、このころから暑さがもっとも厳しい時期となるようです。全国の最高気温が30度越えという数字を見ると、気温だけでなく湿度も適度で過ごしやすい北海道の夏が、改めて大好きだなぁ~と思います(*^^*)
暑くなると、人間だけでなく動物たちも食欲が減ってグッタリしてしまいますね。

伊藤農園 そんな時期に設けられているのが、今年は7月30日(土)の「土用の丑の日」
立春・立夏・立秋・立冬の前18日間を土用とされ、それぞれ春の土用・夏の土用・秋の土用・冬の土用と言われます。
なかでも夏の土用にある“丑の日”には、うなぎを食べるという習慣で注目されていますね。

~なぜ、ウナギを食べるの?~

 諸説ありますが、~暑い夏には、うなぎが売れずに困っていたうなぎ屋さんが平賀源内(学者)に相談し、「今日はうなぎの日。うなぎを食べよう!」と張り紙をしたところ、たくさん売れるようになった~とも言われています。

てんぷら うなぎ以外でも“う”のつく物~うなぎや梅干し、ウリ類やうどん~などを食べると夏バテ防止になると言われています。いずれも、暑さで食欲がなくなってくる時期には食べやすく、理にかなった食べ物です(^0^)v
また土用の期間には、土を掘り起こすなど土いじりをしてはならない、丑の日にはダイコンの種を蒔いてはいけないなどとされています。季節の変わり目で体調を崩しやすいので、気を付けよう!ということなのかもしれません。地域によって違いはあれども、先人たちの知恵が生んだ風習には、ちゃんと意味があるんですね。

 てんぷらの日でもあった大暑は、土用うなぎの日と焼き肉の日(8月29日)と合わせ「夏バテ防止 三大食べ物記念日」とも呼ばれています。なぜ、この暑いのに天ぷら?と思いますが、野菜などの栄養やうま味を逃がさず効率的に摂るには、おススメの調理方法なのです(^_-)☆

VF 夏野菜たちは、体内の余分な熱を出して体を冷やす働きをしてくれます。約90%は水分なので、収穫した時やカットした時にしたたってくる水分の多さにビックリするほど! 子供たちも夏休みに入りましたが、夏バテ予防に冷たいジュースの代わりに、冷やしキュウリやトマトなどをガブッと食べるおやつはいかがでしょうか♪

野菜ソムリエ 木田靖代
2016/7/29