まめ・マメ・豆に出会う♪~国際マメ年~

このレシピに使われた野菜たち"

豆の魅力に迫る☆
~野菜?穀物?~

豆

★マメ科(bean)

 とってもカラフルでキレイ~(≧▽≦)これ↑、ぜんぶマメですよ♪色も形も模様も大きさも様々です。
今年は、国連食糧農業機関(FAO)が制定した「国際マメ年」となっており、食生活においての栄養面だけでなく、畑の作物を健康に保つために大切な輪作など、環境面にも好影響を与えるとしてマメに注目した取り組みが行われています。

大豆 マメの名前をいくつ知っていますか?
じつは、マメは650属18,000種もある中で食用としているのは70種ほどなんです。日本ではアズキ・ササゲ・インゲンマメ・ベニバナインゲン(花豆)・エンドウ・ダイズ・ラッカセイの8種が生産されています。
味噌や醤油、豆腐などに大活躍の大豆も「ダイズ」だけではなく、黒大豆・赤大豆・青大豆・たまふくら・ゆきぴりかなどなど、ダイズだけでもその数ナント!約220品種!
お菓子の餡子などに欠かせない小豆、まだ早いけど“もうすぐお正月~♪”おせち料理には黒豆(黒大豆)。ほかにも、金時、落花生、とら豆、うずら豆・・・とってもたくさんの種類があります。
落花生 その中で、ダイズ・ラッカセイは別のくくりとして扱われます。それ以外は雑豆として総称されますが、同じ栄養豊富なマメなのに何が違うのでしょう?
それは・・・含まれている栄養素の違い!ダイズ・ラッカセイは、油を抽出する原料としても使われるように脂質が多く含まれているのです。食べすぎには、ちょっとご注意ですね。

枝豆 また、マメは野菜と穀物の2つになる不思議な植物なんです♪(※一部を除く)
たとえば大豆と枝豆は同じものですが、「エダマメ」は大豆の若い莢(さや)を未熟なうちに収穫したもので、野菜として扱われます。栄養面でもビタミンAやビタミンCやミネラルなどの野菜特有の栄養素が含まれているほか、豆類特有のたんぱく 質も持ち合わせています。穀物として扱われる「ダイズ」には含まれていないビタミンCが豊富なことや、大豆に比べカロリーや脂質、炭水化物が低いことからも、 栄養成分の違いがたくさんあることが分かります。
このように、未熟なうちに収穫したものは野菜、成熟したものは穀物として流通上の食品群では扱われます。

大豆 さらに、マメの食物繊維の多さにも注目☆食物繊維の豊富さで代表されるゴボウには100g中5.7g。ダイズ(ゆで)は同7.0g、インゲン(ゆで)では同13.3gとなっています。先人から日本の食生活に密接にかかわってきている素晴らしい食物なんですね♪
冷涼な土地の北海道はマメにとっても最適な環境。保存食としても優等生のマメは、色々な食べ方で楽しませてくれます。ちなみに、野菜の1日の摂取目標量350gのなかにマメ類は含まれません。1日100gを目標に美味しいマメも野菜と一緒に上手に食卓に取り入れたいものです(*^^*)

野菜 ソムリエ 木田靖代
2016/11/11