ボージョレ

ワインのお祭り☆ボージョレ・ヌーボー!Vol.1

このレシピに使われた野菜たち"

ボージョレ・ヌーヴォーってなぁに?
~2016年ボージョレ・ヌーボー解禁!~

ボージョレ

 11月第3木曜日の深夜・・・時計の針が午前零時を指すと同時に“かんぱ~い!”(^0^)/
11月の風物詩「ボージョレ・ヌーボー」解禁日には、カウントダウンしながらお祝いするのが毎年恒例ですね。 10月29日に初荷ワインが到着して以来、まだかと心待ちにしていた人も少なくないのではないでしょうか。日本は世界の中でも、日付変更線の関係で一番早く解禁される国のひとつ。初物好き&お祭り好きの日本人の特徴を反映してか、ボージョレ・ヌーボーの日本輸入量は、世界の約半分強を占めるんだとか!

~ボージョレ地区の新酒♪~

 ボージョレ「ボージョレ・ヌーボー」=フランスのブルゴーニュ地方の南部にある地区“ボージョ レ(Beaujolais)”地方で作られた“ヌーボー(Nouveau)”「新酒」。
もともとは出来立てほやほやワインで、その年のブドウの出来栄えをチェックしたり、当地の農民が収穫を祝って飲まれていました。

 法律で品種「ガメイ」や製造方法も決められています。ガメイという品種のブドウは、粒が大きくフレッシュ&ジューシーな味わいになるのが特徴で、赤・ロゼワインとして出回ります。ボージョレ地方以外ではほとんど見かけることがなく、世界的にみると生産量がとても少ない希少なブドウなんです。
 ボージョレ あれ?白ワインはないの? 残念ながら、白のボージョレ・ヌーボーはありません。ボージョレ(地区)ではない、シャルドネ種が使われるヌーボーと混同されることがあるので、お間違いのないように。
産地や品種などが決められている中、厳しい基準をクリアしたものだけが、ボージョレ・ヌーボーとして私たちの元へ届きます。
クリアしなかったワインの行方が気になります・・・。どれもみんな、生産者さんが丹精込めて育てたブドウ、そしてワインになっているのですから、どこかで無駄なく美味しく飲まれていることでしょうね(*^^*)

~どうして解禁日があるの?~

 ボージョレ注目を集め始めたボージョレ・ヌーボーを、ずるい業者が1日でも早く売ろうとするあまり、品質の悪いワインが出回るようになりました。これは大変!品質を落とさないようにしなきゃ!とフランス政府が解禁日(発売日)を1967年に11月15日と定めました。ところが、土日や祝日にかかると流通に影響が出たため、1985年に改めて設定したのが、11月の第3木曜日なのです(^0^)v

 ちなみに、ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーボーと呼ばれるワインもあります。ボージョレ地区(96ヵ村)のうちでも、ソーヌ=エ=ロワール県(8ヵ村)とローヌ県(38ヵ村)で作られ、ボージョレ・ヌーボーよりも厳しい審査を受けたものだけが名乗ることができるワインです。
もちろん!北海道にも美味しいワインがい~っぱい♪ブドウの魅力も気になります・・・次回もお楽しみに(^0^)/

野菜ソムリエ 木田靖代
2016/11/25