冬至には「ん」…ってなぁに?
冬至で厄払い&運気ア~ップ☆
~今年は12月21日(水)~
しばし秋の夜長を楽しんでいましたが、最近すっかり暗くなるのが早くなり、夜長すぎのように感じます・・・そういえば、もうすぐ冬至です☆
冬至(12月22日頃)とは、二十四節気のひとつ。北半球では太陽の位置が1年でもっとも低くなり、昼の長さがもっとも短く、夜の長さはもっとも 長い日となります。裏を返せば、この日を境にして、これから少しずつ昼の時間が長くなってくるということです(*^^*)
一陽来復(いちようらいふく)ともいわれ、陰がきわまって陽が帰ってくるということから、“新年が来ること。冬が終わり春が来ること。境から運が 向いてくる転換の日”などの意味もあります。今年の北海道は秋を楽しむ時間が少なく、いつもより早く冬を迎えましたが、またすぐにワクワクする春を迎えると思うことで、厳しい冬も楽しく乗り越えられそうです0(^0^)0
地域によって様々な風習がありますが、冬至にはカボチャと小豆を一緒に炊いた“いとこ煮”を食べて、ユズ湯に入り無病息災を祈ります。
【ユズ】ユ ズ=融通(ゆうずう)がきくという語呂合わせ。冬至=湯治(とうじ)、ゆず湯に入り一陽来復のために身を清める。ユズの強い香りには邪気を払うとされますが、「端午の節句の菖蒲湯」と同じ意味合いですね。
ビタミンCやクエン酸がたっぷりのユズには、風邪の予防や美肌効果、疲労回復効果が期待されるほか、その香りはリラックス効果もばっちり!とても理にかなったユズ湯は、先人たちの知恵から生まれたまさに“天然の入浴剤”♪
【小豆】赤い色の小豆には、悪を払う陽力を持つと信じられています。なにかと日本のお祝い事には、もちと小豆が登場しますね。ポリフェノールたっぷり!アミノ酸バランスもバッチリで栄養も豊富(^0^)v
ちなみに、カボチャの「いとこ煮」の意味は、小豆などの煮物料理は、かたくて煮えにくい材料から追い追い入れて行くことから、 “おいおい=甥甥=いとこ”煮とかけた、同じ畑で採れた食材“親せき=いとこ”になったからなどと言われます。
【カボチャ】先人たちにとって、長 期保存の効くカボチャは、冬の間とっても貴重な栄養補給源でした。小豆とカボチャを一緒に食べて栄養補給&厄払いをしていたようです。
また、ダイコン、ニンジン、ミカン、ウドン・・・“ん”のつくものを食べると、運(うん)を呼び込むと縁起かつぎもされます。“なんきん”と呼ばれるカボチャもその一つ。
さらに、運気・根気がつくとされる冬至の七種(ななくさ)と呼ばれる「なんきん」「れんこん」「にんじん」「ぎんなん」「きんかん」「かんてん」「うんどん(うどん)」があります。気づきましたか?“ん”が2つついています!これだけ食べたら運が倍増しそう0(^0^)0
昔からの風習には、先人たちの知恵や意味があります。それぞれの意味をきちんと理解したうえで、受け継いでいきたいものです。「小豆を煮る時間がないわぁ~」という場合でも大丈夫!小豆のパックや缶詰など手軽にできるものもあります♪冬至ってね、いとこ煮の意味ってね・・・などと楽しく話をしながら、大切な人とカボチャのいとこ煮を食べて無病息災&運気アップを祈りましょう~☆
2016/12/16