超Bigな伝統野菜☆
巨大キャベツの魅力☆
~札幌大球~
収穫が始まって、大根・ハクサイ・キャベツなどの野菜たちが山積みになっている光景を目にすると、そろそろ漬物時季だなぁ~と感じます。その中でも存在感たっぷりの野菜・・・北海道の伝統野菜である札幌大球(さっぽろたいきゅう・さっぽろだいきゅう)キャベツは、大きいものでその重さナント!約19kgにまで生長します。
こんなに大きくなっても、一般のキャベツと葉枚数は同じなんです。ひとつひとつの葉脈がなんて大きいことでしょう!
順調に成長すると根が大きく張り出しますが、今年は、すくすく育つ時季に天候不順が続いたので、根が生長しきれず定植の時の紙ポットの欠片がまだついていました。とは言っても、これ!16.5㎏の迫力です☆
まだまだ生長することもさることながら、こんな小さな根で大きなキャベツを支えているということにも感動☆この根を切り取って出てくる水分の量の多さも驚きで、生きているんだなぁ~と改めて実感します(*^^*)
野菜が少なくなる冬の保存食として、明治時代からニシン漬けになって大活躍していた札幌大球。大家族だったころは各家庭で樽で漬けていましたが、今では少なくなっています。北海道のソウルフード的なニシン漬けも良いけど、普段使いももちろんOKです♪
ロールキャベツ・お好み焼き・お鍋・回鍋肉、グラタンやキンピラなどなど・・・。その迫力ある見た目とは違い、やわらかな歯ざわりと甘い食味に魅了されます。浅漬けもすぐに出来ちゃうので、サラダ感覚で常備菜としても活躍します☆
「抗潰瘍(こうかいよう)性ビタミン」とも言われる、キャベツの自慢の成分ビタミンUは、胸やけや胃潰瘍の予防・改善に効果が期待される胃腸の強い味方!外食が多くなるこれからの時季にもおススメです(^0^)v
とにかく収穫が大変!出荷が大変!配送コストがかかる!消費量・生産者の激減・・・このような状況の中でも、頑張って作り続けている生産者さんがいます。
その土地で食べ繋いできた先人たちの歴史を守るためにも、伝統野菜の魅力を私たちが継承していきたいものです☆
一般的なキャベツ&札幌大球と記念撮影♪大きさを実感して、めったに出来ないスリーショットに大満足!(≧▽≦)
野菜ソムリエプロ 木田靖代
2017/11/17