キノコって野菜？
～きのこの日～

　北海道の峠では雪の便りも届き、峠越えをする車の冬支度も始まってきました。寒くてストーブをつけた！という声も、あちらこちらから聞こえてきます。
美味しい秋がいっぱいのなか、この時季に食べたくなるものの一つがキノコ☆

　10月15日(月)は「きのこの日」(^0^)/
1995年5月に日本特用林産振興会によって制定。店頭での取り扱いが最も多くなる月の真ん中を中心として、消費拡大のためのイベントなどが行われます。通年出回っていますが、天然キノコの旬を迎える時季でもあり、紅葉狩りをしながらキノコ狩りを楽しむ人も多いのではないでしょうか♪

正確な数は分かっていないものの、日本には5,000～6,000種類もの数のキノコが生息していると言われています。うち約200種類が食用ですが、食卓に上るのは70種類くらいなので、その数にもビックリですね！

　そんなキノコには魅力がいっぱい♪うま味成分のグアニル酸もた～っぷり！食物繊維やビタミンB群などが豊富で、女性には嬉しい低カロリーの健康食材としても注目されています。ほかにも、コレステロールを下げたり、骨の発育を促進していくれる作用や、精神安定効果が期待される GABA(γｰアミノ酸)も注目すべき魅力のひとつです。毎日の食生活で、バランス良く組み合わせて、美味しくいただきたいものですね(*^^*)

シンプルにキノコだけのソテー、葉物野菜と炒め物、味噌汁など･･･楽しみ方はたくさんありますが、切り方を変えたり、複数のキノコを合わせると、それぞれのうま味や香り、食感なども相乗効果でア～ップ！ぜひお試しください～☆

さて、「キノコは野菜なの？」と質問されることがありますが、じつは野菜ではなく菌類に分類。流通の便宜上、野菜として出回っています。
“菌”は訓読みで“キノコ”と読みます。カビの仲間というと、え！？と思うかもしれませんが、 菌そのものだけを直接食べられるのはキノコだけ。菌のかたまりだからこそ、様々な健康効果をもたらしてくれるものもあるんですね(*^^*)
キノコ狩りの季節ですが、分からないものは、しっかりプロに判断してもらいましょう！遭難にもくれぐれも注意して、美味しい秋を楽しみましょうね☆

野菜ソムリエプロ　木田靖代
2018/10/19