ボジョレーヌーボー

今年のブドウの出来ばえはいかに☆

このレシピに使われた野菜たち"

ワインのお祭り♪
~ボージョレ・ヌーヴォー~

ボジョレー・ヌーヴォー

今年は11月15日(木)。その日がやってきました!ボージョレ・ヌーボー解禁(^0^)/
11月第3木曜日の深夜、午前零時を待ちかねて“カ ンパ~イ”☆おなじみのニュースが流れだします。日付変更線の関係で、日本は世界の中でも一番早く解禁される国のひとつということで、嬉しい限りだけど、さすがに深夜から“カンパ~イ”できない人も多いはず(;^^)私もゆっくり楽しみます♪

ボジョレー・ヌーヴォーボージョレ・ヌーボーが、どのようなワインなのかを知ると、さらに楽しめるかもしれませんね。
ボージョレ・ヌーボーは、フランスのブルゴーニュ地方の南部にある地区“ボージョレ(Beaujolais)”地方で作られた“ヌーボー(Nouveau)”「新酒」という意味。もともとは、その年のブドウの出来栄えをチェックしたり、当地の農民が収穫を祝って飲むもので、その年の出来立てほやほや、まさにを味わうワインなのです(*^^*)

だったら解禁日を設けなくても、出来たらすぐに飲んでもイイんじゃない?と思う人も少なくないのではないでしょうか。
じつは、解禁日を設けていなかった頃、一日でも早く売ろうとする業者がいました。このため、品質の悪いワインも出回るようになり、質を落としては大変!とフランス政府が解禁日(発売日)を1967年に11月15日と定めました。ここでまた問題!土日や祝日にかかり流通に影響が出てしまう場合があったので、改めて1985年に設定したのが11月の第3木曜日ということなのです。

ボジョレーヌーボーさて、製造方法も決められていますが、特徴のひとつとして注目すべきはブドウの品種。ワイン用ブドウの中でも粒が大きくフレッシュ&ジューシーな味わいになる「ガメイ」という黒ブドウを使っています。厳しい基準をクリアしたものだけが、ボージョレ・ヌーボーとして私たちの元へ届いています。
ちなみに、ガメイはボージョレ地方以外ではほとんど見かけることがなく、世界的にみても生産量がとても少なく希少なブドウです。ボージョレ(地区)ではないシャルドネ種が使われるヌーボーと混同される場合がありますが、白のボージョレ・ヌーボーはありません。ボージョレ・ヌーボーの定義を思い出しながら、飲み比べしてお好みのワインを見つけてみてはいかがでしょうか☆

ボジョレーヌーボ北海道にもたくさんのワイナリーがあり、ヌーボーが出回っています。生産者さんが天候状況や病気の心配をしたり、枝を選定するなどしながら、丹精込めて育てたブドウからできた旬のワインを美味しく楽しみたいものです♪
※上の画像は冬眠中(?)のブドウ園です(*^^*)

野菜ソムリエプロ 木田靖代
2018/11/23