サラダだけではもったいない♪
乳草って?・・・じつはあの野菜♪
~レタス~
★名前:レタス(Lettuce)
★学名:Lactuca sativa L.
★分類:キク科アシノノゲシ属
★生まれ:地中海沿岸~西アジア
初夏の北海道風物詩「第28回YOSAKOIソーラン祭り」の熱い演舞も終わり、心地よい季節を迎えています。畑の野菜たちもにぎわってきました♪いち早く姿を見せる葉物野菜のひとつレタス。一般的に多く見かける丸いレタスのほか、たくさんの種類があって、食卓を楽しませてくれます(*^^*)
レタスは、玉レタスなどの葉っぱが巻いた結球型(クリスプヘッド)、リーフレタスのように葉っぱが巻かない非結球型、ステムレタスなどの茎を食べる立ち型、サラダ菜のようにパリパリ感のないゆるい球になるバターヘッド型、と大きく4つに分けられます。
ちなみに、リーフレタスの仲間にはサニーレタスのように赤く彩り鮮やかなレタスがありますが、それは日本だけの名前。1971年にアメリカからスタンクトン・アーリーレッドとして初めて輸入されましたが、長くて馴染みにくい!と、当時一 番人気だった日産サニーにあやかって名づけられたという説があります。太陽や輝きを意味するサニーはピッタリ♪なんだか、さらに親しみやすくなりますね(*^^*)
レタスの日本名は「チシャ」。茎や葉っぱを切ると白い乳液が出ますよね。そこから[乳草→ちちくさ→ちしゃ]となりました。清涼感いっぱいのレタスの花言葉が“牛乳、冷たい人”など言われる由縁かもしれません。
この白い液体の正体はラクチュコピクリン。苦みの成分でもあるポリフェノールの一種で、ほ~っ☆とするリラックス効果や鎮静効果、入眠作用などが期待されています。
レタスといえばサラダ!?いえいえ!生でサラダだけではもったいない!丸ごと1個を食べきるには、ちょっと多くて残ってしまいがちという人もご安心ください~☆炒め物やお浸しなどにするとカサが減るので、美味しくたくさん食べられます(^0^)v
たとえば、塩をふってしばらくおいて水気をギュッ!ナムルにしたり、浅漬けもOK!お吸い物などにしても美味しいので、ぜひ試してみてくださいね♪
使う時は外葉からはずしながらどうぞ。10円玉くらいの大きさの切り口、軽めのふんわりした巻のレタスを選ぶのがおススメです☆
レタスは紀元前6世紀にペルシャで栽培されており、ペルシャ王の食卓にも登場していという記録があります。日本に中国から伝わったのは奈良時代!当時伝わってきたのは結球しないレタスですが、生でサラダとして食べる習慣がなかったので、あまり普及しなかったようです。戦後になって、ようやく一般的な丸いレタスが日本人に愛されるようになりました。当時の人たちに美味しい食べ方を教えてあげたいですね。
シャッキシャキ!みずみずしい旬のレタスを、美味しくたくさん楽しみたいものです(*^^*)
野菜ソムリエプロ 木田靖代
2019/6/14