まぁるくって、赤くって、太陽の味~♪
~野菜ソムリエの勉強グッズ~
原産地:ペルーやエクアドルなどの中南米地方
今回の野菜ソムリエの勉強グッズ・・・日本野菜ソムリエ協会から届いたテーマは『トマト』。
太陽の光がサンサンと降り注ぐ赤道直下の地区で生まれ、完熟するとまさに太陽の味♪
子供の頃、畑で真っ赤に育ったトマトを丸かじりすると、じゅわ~っと溢れだす果汁で服を汚すこともたびたび(;^^)その頃はフルーツトマトと呼ぶものは無かったけれど、樹の上で完熟して甘さとほど良い酸味がある真っ赤に育った「昔のトマト」は、今のそれには負けていなかったと思います。形だって色々で、「双子ちゃんだ~!天狗の鼻みたい~♪」などと楽しみながら畑の中でトマトをかじり歩いていた事を思い出します。もちろん、今も大好きな野菜NO.1です(^0^)v
そんなトマトの種類ってどれくらいあるのでしょう?
大玉トマトの桃太郎、ミニトマトやフルーツトマト・・・八百屋さんなどで赤やピンク、ワイン色や黒、緑色などなど、たくさんのカラフルなトマトを見かけます。いえいえ、もっとも~っとたくさんの種類があるんです。日本だけで120種以上!ナント!世界では約8000種ものトマトがあります。意外なほどの種類があって、その数の多さにビックリします!
上記左から、
★桃太郎~ピンク系代表の桃太郎シリーズ「桃太郎ファイト」。適度の酸味のバランスが人気☆
★ミニトマト~「ラブリーさくら」となんとも可愛らしい名前♪プチっとはじけてフルーツのよう!おやつ代わりに手軽につまめるのが嬉しい!
★フルーツトマト~品種は桃太郎ファイト。糖度8度以上のトマトをフルーツトマトといいます。
トマトは世界で消費量No.1の野菜です。ちなみに、日本は20位以下だとか。。。(;^^)
世界中で広く愛され、フランスでは愛のリンゴと呼ばれているそうです。国によって食べ方が違うようで、イタリアではおなじみのパスタやピザなどに多く使われ、インドではカレーの一部だったり、メキシコではサルサ・・・などなど。世界で主流の赤系トマトは、加熱するとうま味成分がグッとアップするので、ピンク系トマトが主流の日本とは食べ方が違うようです。でも最近では日本でも生食だけじゃなく、調理に使うことも一般的になってきています。
アイコのような果肉が厚く果汁が飛びにくい赤系トマトや、果汁たっぷりでジューシーなピンク系トマトの桃太郎、カラフルなミニトマトたち・・・生で食べて良し!加熱しても良し!
出汁に使っても良し!その特長を生かし、お好みや用途によって使い分けると、グッとトマトたちの用途が広がり美味しく食べられます。(*^^*)
トマトの赤みの成分であるリコピンは、活性酸素をやっつける抗酸化作用が強く、がんや生活習慣病の予防に効果があることで知られています。この抗酸化作用は、β-カロテンの2倍!ビタミンEの100倍!もあるんです。赤くなる前に収穫された青いトマトと、樹の上で熟した真っ赤なトマトでは、リコピンの含まれる量がその差ナント2倍以上! しかも、うま味成分の遊離グルタミン酸までア~ップ♪まるで樹の上で育つリコピンみたいですね0(^0^)0
栄養も満点で『トマトが赤くなると医者が青くなる』とは、昔の人は本当にうまいことを言うものです。旬の食材の持つ機能性を理解しながら、上手に毎日の食卓に取り入れていきたいですね。
今年の北海道の夏はちょっぴり早く訪れそうです☆太陽に愛されたトマトで夏バテ知らずの元気な体で過ごしたいものです。
野菜ソムリエ 木田靖代
2015/6/12