節分

今年の恵方はどっち?

このレシピに使われた野菜たち"

季節を分ける☆
~節分…そして立春~

節分

北海道の今冬は雪が少ないので雪かきはしなくてよいけど、どこか物足りなさを感じる冬を過ごしています。流氷もその一つで、昨年の「流氷初日」は1月13日でしたが、気象台からの観測はまだのようです。
そんな中、暦の上ではまもなく春!「立春」を迎えます(^0^)/

節分“おにはそと~、ふくはうち~、ぱらっぱらっぱらっぱら、まめのおと~♪・・・”と繰り返される歌が、スーパーに行くと耳に残ります(笑)そう!立春の前に節分です(*^^*)
立春(2月4日(火))の前日に行われるのが節分(2月3日(月))。節分には“季節を分ける”という意味があり、本来は「立春・立夏・立秋・立冬」それぞれの前日に節分がありましたが、江戸時代以降になり、1 年の始まり(新年)としていた立春の節分は、大晦日(おおみそか)にあたるということで特に尊ばれ、「立春」の前日を節分としたと言われています。

節分豆まきの風習は、季節の変わり目に生じると考えられていた“邪気(鬼)”を追い払って、福を呼び込む「追儺(ついな)」という行事が豆まきの始まりと言われています。
現在も季節の変わり目は体調を崩しやすいと言いますが、先人たちも同じように考え、体調を崩すのは邪気のせい!と考えていたのかもしれません。
諸説ありますが、“豆をぶつけて魔の目(まめ)を射ることで魔を滅する(まめ)”ため、豆をまくようになったと言われています。この際、生の豆をまかないよう注意が必要です!拾い忘れると生の豆からは芽が出てきます。こうなると縁起が悪いので、芽が出ないよう、必ず煎った豆をまくようにしてください。
ちなみに、北海道では大豆よりも落花生をまく地域が多くあります。掃除がしやすいうえに、雪の上に落ちても探しやすいし、ちゃんと拾って食べられるので物を粗末にしないで済みます(^0^)v

節分節分の食べ物として、最近では、その年の恵方(福を司る歳徳神さま、歳神さまのいる方角)に向かって、恵方巻を食べる習慣も定着しているようです。七福神にちなんだ7 種の具材“かんぴょう・しいたけ・キュウリ・ウナギ・卵焼き・でんぶ・ほうれん草(またはミツバ)”を使います。「福を巻き込む」恵方巻を、「縁を切らない」よう切らずに丸ごとかぶりつく。
縁起を担ぎ色々な食べ物などが登場してますが、過剰になりすぎてフードロスにならないよう注意して、地球にも優しくなりたいものです0(^0^)0

節分今年の恵方は西南西やや西だとか。恵方巻を食べるときだけでなく、本来の意味を知りつつ、健康で過ごせるよう恵方に向かって無病息災を願いたいものですね☆

 

野菜ソムリエプロ 木田靖代
2020/1/31