ミツバチのいるトマトハウス☆
～おかの農園さん～

こんなに人のいないラベンダー畑は、きっと今年だけだろうなぁ…。ちょっぴり複雑な思いですが、例年であれば、途絶えることのない車の列、たくさんの観光客を乗せた観光バスなどが集まる大人気の場所です。新型コロナウィルスの影響で外出自粛ムードが続き、訪れる人の姿もちらほらしか見当たりませんでした。
そんな、たくさんの人が訪れる北海道の真ん中に位置する富良野市にあるおかの農園さんにお邪魔してきました(^0^)/

野菜ソムリエ仲間でもあるおかの農園さんでは、お米やメロンのほか、タマネギ・ナス・キュウリ・ピーマンなど多種の野菜を栽培していますが、今回の私の目的はトマト♪大玉トマトの麗夏をメインにハウス内で約10種類のトマト栽培をしています。
こんなに真っ赤に完熟していますが、麗夏も桃太郎などと同じピンク系トマト。麗夏は果肉がしっかりしているので、完熟しても日持ちするのが自慢です。
甘味と酸味のバランスが良く、ゼリー部が少ないので、サンドイッチやハンバーガーに挟んでもおススメ☆生食以外にもカレーなどの煮込み料理に入れると、さらにうま味がアップするのでおススメです。
また、赤い色の成分であるリコピンは4.84mg/100gと、一般的な大玉トマトの約1.6倍も含まれているので、免疫力アップにも強い味方ですね0(^0^)0

さらに！ここで注目すべきは、トマトのキューピッドとなるミツバチです☆
安全なトマトを作りたいとの想いから、受粉のためにミツバチの巣箱をハウスの中に設置しているとのこと。とても貴重な光景といえど、「ハチ」と聞きちょっとおびえながらハウスにお邪魔しました。“あれ？意外と小さいしおとなしいんだ！”とっても小さい体で一生懸命働く姿に、だんだん可愛いと思えるようになってきたかも。ミツバチのおかげで、大好きな美味しいトマトを食べられるのですから、ミツバチさまさまですよね(≧▽≦)

樹の上で完熟した大玉トマトに出会えるのは、まさに旬ならでは！品種などにもよりますが、通常はまだ青い状態で収穫し、流通の過程で赤くなって売り場に並ぶことが多い大玉トマトです。小さいころから、家庭菜園の畑で真っ赤に完熟したトマトを丸かじりしていた私としては、太陽の味がする完熟した大玉トマトはとっても貴重品なのです♪
おかのさんの話に耳を傾けつつ、夢中で収穫していると、だんだん息苦しくなってきました。それもそのはず！最高気温約29度と、半袖でも暑いこの日に、マスクを着けて35度以上のハウスの中で作業しているのですから。毎日こんな大変な農作業をしていることを考えると、本当に頭が下がり感謝の気持ちでいっぱいになります。大切に美味しくいただきま～す☆

野菜ソムリエプロ　木田靖代
2020/7/10