タコちゃんのお告げ？
～半夏生(はんげしょう)～

　最近の北海道は、くもり空＆雨模様の天気が続いています。なんだか梅雨みたい(;^^)この雨は何なんでしょう？
じつは･･･この頃に降る雨は、半夏雨(はんげあめ)と呼ばれています。

　暦の上では7月2日(木)が、まさに“半夏生(はんげしょう)”･･･え？半分夏の日？
半夏生とは、七十二候(二十四節気の各節気を、さらに初・次・末に分けたもの)の一つにあたる夏至(二十四節気)の末候です。
気象の動きや動植物の変化を知らせるという七十二候は、農家さんにとっては大切な節目の日だと言われます。このころに降る雨(半夏雨)は大雨になることが多いため、この日までに田植えを終わらせないと不作になるとも言われているそ うなんです。
そこで！タコちゃんの登場～＼(^0^)／
その意味は・・・？？

“田植えを終わらせること＆大雨”がキーポイント☆

　関西地方では、「植え終わった農作物がタコの吸盤のようにしっかり大地に根付きますように！と願い、この時期の旬であるタコを食べるようになった」のだとか。そういえば、夏至にもタコを食べる習慣の地域があると聞きました。 タコちゃん大活躍ですね！
他の地域でも、豊作を願い田植えの労をねぎらうために、サバや小麦粉で作ったもち、うどんなど色々なものを食べる習慣があるようです。地域ごとに特色があるのもおもしろいですね♪
そのひとつ、タコを食べる風習が北海道にも入ってきたようです。
　先日、お買い物へ行くと、魚屋さんコーナーには、たくさんのタコ・たこ・蛸･･･！まるで今日はタコ祭り！？
なぜそうなのか？という意味をちゃんと分かると、なるほどぉ～！と納得(*^_^*)

　ひとの力ではどうにもならない自然の力と天候など、ちょっとした変化に左右され一喜一憂する日々････。
私たちの食卓にならぶ食べ物は、生産者さんたちが苦労して一生懸命育ててくれた食材です。感謝してしっかり無駄なく頂きたいものです。
　さて7月7日には七夕☆この日は小暑にあたります。いよいよ暑さが本格的になってきます。夏バテなど しないように、しっかり食べて体力をつけ、暑い夏を元気に乗り切りたいですね0(^0^)0

野菜ソムリエ　木田靖代
2015/7/3