ピーマンみたいな!?トマト☆
加熱するとさらに魅力いっぱい☆
~サンマルツァーノ~
北海道はひと雨ごとにグッと季節が進んでいるようで、週末以降からの予想最低気温は10度台前半。日中の予想最高気温は20度台なので気温差による体調管理には気を付けたいものです。
秋に向かっているけど、ただいま美味しい秋冬野菜と夏野菜を楽しめる、良いところどりの美味しい季節です♪
そんな中、栽培しているサンマルツァーノをどうしても見たい!と野菜ソムリエ仲間と一緒にお邪魔したのが、北海道江別市産にこだわったケチャップをメインに加工品を作っているはるちゃんのトマトケチャップ工房さん(江別市)です(^0^)/
ずっしり重く大きくて縦長のフォルムは、ぱっと見、ピーマンのように見えますが、れっきとしたトマトです(笑)2棟のハウスの中にキレイに並び、存在感あるその大きさと鮮やかな濃い赤い色のトマトたちは、どこか迫力を感じさせられるほどです。
私たちがいつも食べているのは、主に生食用のピンク系トマトですが、こちらで栽培しているのは、市場にあまり出回らない、イタリアの伝統的な調理用のサンマルツァーノという赤系トマトです。
トマトの自慢のひとつであるリコピンは、調理用に多く含まれており、その含有量は生食用の約3倍!さらに、うま味成分のグルタミン酸ではナント!約4倍も含まれています。加熱すると旨みア~ップ!グルタミン酸から合成されるのが、抗ストレス作用を持つギャバと呼ばれるγーアミノ酪酸(Gamma Amino Butyric Acid)。最近、なにかとストレスの多い日常には、強い味方かもしれませんね0(^0^)0
代表の岡村恵子さんが、「一般的なトマトではキレイな赤い色が出ない」と試行錯誤してたどり着いたのがサンマルツァーノ。極力農薬を使わず、安心して美味しく手軽に使えるケチャップ作りをしており、たくさんのファンに愛される“はるちゃんシリーズ”を生み出しています。日本でこんなにたくさん栽培している生産者さんは少ないようです。
「もぐかい?」の岡村さんのお言葉に「もぐ♪」と、じつは、いつも身近に触れていたのに、収穫したことがなかったことに今更ながら気付きました(;^^)
「赤い色を探してね。赤い色と朱色は違うからね」の指導のもと、あっという間に袋がいっぱい♪収穫後は、庭の可愛らしくセッティングしたテーブルにつき、サンマルツァーノのジュースをいただきました。水分が少ないのでドロッと濃いけど、加熱して冷凍したものをミキサーにかけることで、飲みやすいジュースになるのだとか。美味しかった~♪
加熱調理用として使われることが多いですが、生食やジュースにしても、もちろん美味しくいただけます。収穫したトマトは、ピューレにして保存袋に入れ冷凍保存し、少し長く旬の味を楽しむことができるので、パスタはもちろん、カレー、スープなどなど。寒くなってきたら、トマト鍋もおススメです☆
調理用トマトは私たちに、とっても嬉しい効果が期待できるので、上手に食卓に取り入れたいものですね(*^^*)
野菜ソムリエプロ 木田靖代
2020/9/18