お彼岸

今年の秋のお彼岸はいつ?

このレシピに使われた野菜たち"

秋分の日ってなぁに?
~秋のお彼岸~

栗

ウォーキングをしながらふと見上げると、栗の木にたわわに実っているイガグリたちを発見♪暦の上では秋分の日を迎え、北海道ではイロイロな秋の実りを楽しめる時季になりました。

お彼岸秋分の日は二十四節気のひとつ元々は宮中で秋季皇霊祭として行われていたものですが、「祖先をうやまい、亡くなった人々をしのぶ」ことを趣旨として、1948年に祝日法により制定されました。
春分の日を同じように、昼と夜の長さがほぼ一緒になる日ですが、地球の運動により微動するので、春分の日と秋分の日だけは、日付が確定されてい ないのも特徴のひとつです。

今年の秋分の日は9月23日(祝木)。この日は秋のお彼岸まっただ中!売り場に並ぶおはぎの前に列ができるほど、たくさんの人たちが手に取っていました。9月20日(祝月)に彼岸入りしてから“秋分の日”を中心とし、9月26日(日)の彼岸明けまでの7日間が秋のお彼岸となります。ご先祖様にお供えするためのおはぎを買い求める列だったのですね(*^^*)

お彼岸さて、秋のお彼岸といえばおはぎ、春のお彼岸にはぼたもち。 材料も作り方も同じ食べ物なのに、時季によって呼び方が違うのには、先人たちの知恵や風情を感じる由来があります。
諸説ありますが、
おはぎ(御萩):萩の季節である秋のお彼岸に食べるもので、あずきの粒をその季節に咲くに見立てたもの。
ぼたもち(牡丹餅):牡丹の季節である春のお彼岸に食べるもので、あずきの粒をその季節に咲く牡丹に見立てたもの。

小豆小豆の収穫時期の違いによって、収穫を迎えたばかりの秋には、やわらかい小豆はそのまま粒あん。春には保存してあった小豆の皮を取り除いてこし餡として使ったとの説もあります。
赤い色の小豆は邪気を払うと信じられていたので、ご先祖供養にも結びついています。小豆はご飯と組み合わせると、効率よく必須アミノ酸を摂ることができるので、とても理にかなった食べ物とも言えますね(*^^*)

VF今年は、お彼岸中(9月21日)に中秋の名月(十五夜)となりました。しかも!満月と重なるのは8年ぶりなのだとか。
十五夜さんをイメージしたベジフルフラワーを飾りながら特別な気持ちで夜空を見上げていると、雲のすき間からキレイな月を愛でることが出来ました♪
収穫に感謝する共に、先人たちも同じ月を見上げていたんだろうなぁと、つい想いを馳せてしまいます。今は厳しく制限された生活の中ですが、目線を変えて日常を楽しみたいものですね☆

ベジフルフラワーアーティスト・プロフェッサー
野菜ソムリエプロ 木田靖代
2021/9/24