おせち

おせち料理で願うもの☆

このレシピに使われた野菜たち"

託された願いとは…?
~おせち料理を“知って”食べる~

おせち

 2015年もあとわずか!カウントダウンが始まりましたね。クリスマスが終わると、大掃除をしたりお正月の準備をしたりと大忙し。 気持ちを切り替えて、おせちの準備もしなくちゃ!

~おせち料理ってなぁに?~

 おせちおせち料理は、五穀豊穣、不老長寿、子孫繁栄などを願い、大みそかのうちに重箱に詰めて年神さまにお供えし、新年が明けると、そのお下がりをみんなでいただく日本の伝統文化です。ちなみに北海道では大みそかに食べ始める地域が多いんです(^0^)v
語源は「五節句」料理。1年で5回ある節句(日人・上巳・端午・七夕・重陽)に神様にお供えしていた「節句料理」のうち、一番重要な1月1日の「日人」が「節句料理」→「御節(おせち)料理」となったと言われています。
 煮たり焼いたり、酢の物にしたりと保存のきく料理には、毎日料理をしている女の人や色々な神様に、少しでも休んで欲しいという労わりの気持ちがあるようです。小さい頃「元旦に火を使うと、火の神様が怒るから使っちゃダメ!」といわれたことがありました(*^^*)

~それぞれの意味ってなぁに?~

 重箱に美味しそうに詰められた料理には、それぞれに託された願いがあります。

おせち・黒豆・・・新年をマメ(元気、勤勉)に暮らせますように。
・数の子・・・たくさんの卵(子)を持つので孫繁栄を!
・田作り・・・イワシが肥料とされていたこと から、豊年豊作・五穀豊穣を願って☆
・紅白かまぼこ・・・紅白はおめでたい♪
・伊達巻・・・巻物にされていた書簡で、知識や文化の発展を願う。
27.12.25おせち②・栗きんとん・・・“財をなす”黄金色。 “きんとん(金団)”は豪華さ。
・昆布巻き・・・“よろこぶ”の語呂合わせでお祝いの席には欠かせない。
・紅白まなす・・・お祝いの水引をあらわす。
おせち・海老・・・海老のように腰が曲がるまで生き られますように~不老長寿を願って☆
・里芋・・・小芋がたくさんつくことから子宝を祈願。
・レンコン・・・穴の開いたレンコンは先を見通せることから、“見通しの良い”年でありますように!
ゴボウ・・・ 地にしっかり根を張り“細く長く幸せに”。

VF 受け継がれていく伝統とその意味を“知って”食べると、願いが叶うような気がしますね。地域によって使う食材は色々でも、託す願いは同じです。
 忙しいお母さんたちも多いので、最近では「買って食べるおせち料理」が定番になりつつあるようです。
そんな中でも、願いを託しつつ家族の“美味しい顔”のために、全部とはいきませんが1品か2品でも、「おかあさんの味」を手作りしてみるのもイイかもしれませんね。
美味しい野菜をい~っぱい食べて、元気に羽ばたいていきましょ♪みなさん、良い年をお迎えください~ (^0^)/

野菜ソムリエ 木田靖代
2015/12/25

siteid4明日12月26日(土)をもちまして、本年の営業を終了させていただきます。
新年の初売りは1月5日(火)からとなります。
本年のご愛顧を心より感謝申し上げるとともに、新年も変わらぬご愛顧をよろしくお願い申し上げます。良い年をお迎えくださいませm(_ _)m