こんな演出はいかが♪~お盆~
キュウリとナスが変身☆
~ベジフルフラワーでご先祖さまをお迎え~
売り場で色々なお供物が目につく時期になりました。蓮(はす)をかたどった落雁(らくがん)や積み団子などを見かけると、お盆だなぁ~と実感します。
ご先祖様の霊が家族の元へ帰ってきて一緒に過ごすというお盆の行事は、推古天皇の14年(606年)に行われたのが始まりだと言われているそうです。 地域によって違いがあるようですが、お盆の期間は8月13日~16日までの4日間で、13日を盆入り(迎え盆)、16日が盆明け(送り盆)となります。
もともとは、旧暦の7月15日に行われていましたが、農家の人が8割を占めていた当時では、もっとも忙しい時期にあたるので、ひと月遅れの8月15日を中心とするようになったのだとか。 昔も今も、大切な農業とは切り離せない日本の風習ですね。旬の農作物をお供物とすることも、収穫への感謝の気持ちを大切にしているのが感じられます(*^^*)
さて、お盆というと、もう一つ気になるものが… キュウリやナスの飾り☆
キュウリは「精霊馬(しょうりょううま)」と呼ばれ、ご先祖さまに馬に乗って少しでも早く帰ってきて!ナスは「精霊牛(しょうりょううし)」と呼ばれ、お供物などの荷物を乗せて、なるべくユックリお帰りくださいという意味があります。地域によっても風習や意味が違うようですが、道産子の私は、実際には見たことがないんです(;^^)
そこで、キュウリとナスをメインに、お盆向けにベジフルフラワーを作りました♪
野菜たちが変身~☆
こんなステキな演出はいかがですか?ご先祖様もきっと、驚きながら喜んでくれそうです(*^^*)
もちろん!お供えした後は、無駄なくいただきます♪
キュウリ・ナス・ミョウガは、薄切りにしてめんつゆ和えに☆
豆腐やそうめんなどのトッピングにして、夏バテ気味でもおススメ☆
小松菜とインゲンは果物と一緒にスムージーにして朝の活力にどうぞ☆
空き地や公園にはやぐらが立てられ、夕方になると聞こえてくる盆踊りの音楽を耳にすると、 浴衣を着て踊っていたころを懐かしく思い出します。まもなく始まるお盆の行事も、意味を知るとなるほどぉ~!家族が揃ったら、お供物のおさがりをいただきながら、そんな話を語り継いでいきたいものですね☆
ベジフルフラワーアーティスト・プロフェッサー
野菜ソムリエ 木田靖代
2015/8/7