ケンカしながら?…祈☆五穀豊穣
北海道ただひとつ!喧嘩あんどん☆
~第39回 夜高(ようたか)あんどん祭りin沼田町~
夜空に浮かび上がる迫力満点の巨大あんどん!とってもキレイ~☆
札幌から車で約2時間の北海道の真ん中あたりにある沼田町で行われる、第39回 夜高(ようたか)あんどん祭りへ行ってきました\(^0^)/
北海道三大あんどん祭りと呼ばれる、網走管内斜里町の「しれとこ斜里ねぷた」、渡島管内八雲町の「八雲山車行列」のひとつです。沼田町の夜高あんどん祭りは、もっとも歴史が古く、唯一の喧嘩あんどんなので、注目度もさらにアップ♪約500席の観覧席も満席!自宅前で宴会をしながら楽しむ町民と、あふれる観光客たちで大盛り上がりでした♪昨年は、町民約3,300人の町に約49,000人もの観光客が訪れたそうです。
もともとは、沼田町開拓者がふる里の富山県小矢部市のお祭りを、どうしてもやりたい!との思いから、町民が一丸となって始まったそうです。大きなあんどんは、町民の半数が約100日(ほぼ1年の1/3!)かけて、この日のためだけに夜な夜な作るのだとか。
大小十数基のあんどんが町を練り歩きます。なかでもすごいのが、500個もの電球を使った大型あんどん!大きさはナント!高さ7m、長さ12m、重さ5t!
夜空に浮かび上がった色鮮やかな大型あんどんが“よいやさぁ~!”の掛け声でバリバリッ!と大胆に壊し合いをします。これが喧嘩あんどんなんです0(^0^)0
五穀豊穣祈願、壊したものを再生する=命の再生、厄払いの意味があり、派手に壊されるほど、良いとされるそうです。ちゃんと予備の“釣あんどん”もあって準備万端♪素早く取替えるのも見事なものでした。
お祭りを締めくくる花火が打ちあがった後は、まるで蜘蛛の子を散らすように人々はいなくなり、町はいつもの静寂を取り戻したかのようでした。ひと休みしたら、町の人たちは色々なものを再生し始めるんでしょうね☆
途中で立ち寄った北竜町の「ひまわりの里」では、ひまわりたちが秋めいた空に向かって咲いていました。なんだか夏の終わりを名残惜しそうにしているみたい…。
北海道の短い夏はカウントダウンかな。さて♪収穫の秋・実りの秋が始まりだしたようです。
野菜ソムリエ 木田靖代
2015/9/4