中身がない!?…じつは栄養いっぱい☆
辛くないペッパー♪
~ピーマン~
名前:ピーマン
分類:ナス科トウガラシ属
生まれ:熱帯アメリカ
この可憐な白い花の正体は、ピーマンです!野菜の花って、本当に可愛いですね♪
ピーマンは、辛味のないトウガラシの仲間です。
もともとは15世紀の終わりにコロンブスがヨーロッパに持ち帰って香辛料として広まったとされています。日本には16世紀末ころに豊臣秀吉が朝鮮から持ち込んだなどの諸説ありますが、実際に普及し始めたのは昭和30年代からと言われています。
さびしいことに、嫌いな野菜の上位にランキングされることが多い野菜のひとつですが、最近ではいろいろ改良され独特のクセや苦みが少なくなって、とても食べやすくなっています♪
~栄養も豊富~
“中身がない!?”な~んて表現されますが、じつは栄養いっぱい!
β-カロテンやビタミンC、ビタミンEなどが豊富で、なかでもビタミンCは100g中には約80㎎と、なんと!ほぼレモン1個分に相当する量なのです。
さらにピーマンに含まれるポリフェノールの1種のビタミンP(ビタミンC様物質)は、熱に弱いビタミンCの吸収を助けてくれるので、加熱調理しても減少しにくいんです。紫外線が気になる季節…美肌効果の期待大!のビタミンCの補給源としては、とても嬉しい野菜ですね0(^0^)0
緑色のピーマンは『未熟果』で、完熟させると赤色や黄色などのピーマンになり栄養価やあま味もアップします。
ちなみに、気になるピーマンとパプリカの違いですが、ピーマンは「パプリカ型・ベル型・日本型」に分類されるうちのベル型でパプリカはパプリカ型。別のものなんです(*^^*)
どうしても「苦みがニガテ~」という場合は、カラーピーマンから始めてみるのもいいかもしれませんね。加熱したり、繊維を断ち切るように切って調理するのもおススメです♪
いつの日か…大好きな野菜ランキングにピーマンが上位になってくれますように☆
野菜ソムリエ 木田靖代
2015/8/21