リンゴ

今回のテーマは「禁断の実」☆

このレシピに使われた野菜たち"

野菜ソムリエの勉強グッズ
~テーマは「リンゴ」~

野菜ソムリエ便

リンゴ:バラ科リンゴ属
原産地:中近東やコーカサス(カフカス)地域
Q.  さて!このリンゴたちの名前は何でしょう?

 

野菜ソムリエ便

先日、日本野菜ソムリエ協会から届いた箱の中身は…リンゴ3個!!

これは、野菜ソムリエの基本「食べ比べ」の教材です。じっくり形象を観察して調べ、その素材の持つ性格や個性、たくさんの魅力を周りの人達に伝えていくため、野菜ソムリエも日々勉強しています0(^0^)0
リンゴにはたくさんの種類があり、世界では25,000種以上、日本でも1,000種以上あると言われていますが、同じリンゴでも大きさや形・色・模様・そばかす(果点)、果肉や食味など、それぞれ個性があります。
さて、上の写真のリンゴたちの名前は分かりましたか?
では、左から紹介していきます(^0^)/

野菜ソムリエ便

★あいかの香り(青森県つがる市産)
「ふじ」と「つがる」を親に持つ、ちょっと縦長の約400gと大きめの赤リンゴです。
甘みが強く酸味が少ないジューシーな食味。全体に蜜が入るところは「ふじ」の特徴を受け継いでいるのが分かります。
育成者さんの長女の名前「あいか」ちゃんから付けられたそうです。愛情たっぷりで育てている想いが、さらに伝わってきます♪

野菜ソムリエ便

★サンふじ(青森県つがる市産)
「デリシャス」と「国光」を親に持つ、赤リンゴの代表ともいえる人気NO.1の平均300g~400gのリンゴ。
シャッキシャキの歯ごたえでジューシー!甘みと酸味のバランスが良く、貯蔵性が高いのも魅力のひとつです。
“サン”とは袋をかけない「無袋栽培」で、太陽の光をめいっぱい受けて育ちました。袋をかけて育った(有袋栽培)リンゴには色付きがちょっと劣るものの、甘さと香りは負けていません(^0^)v

野菜ソムリエ便

★王林(青森県つがる市産)
「印度」と「ゴールデンデリシャス」を親に持つ青リンゴの代表的存在です。約300g前後の長円形で、黄味がかった緑色にそばかす(果点)がチャームポイント!
見た目で“酸っぱそう!”というイメージとは裏腹に独特な甘さと香りで、その柔らかい果肉は幅広い年代で美味しく食べられるのが魅力です。

リンゴ それぞれ甘さと酸味のバランス、食感も違うので、色々食べ比べてみて、自分好みのリンゴを見つけられると、食べる楽しみが増えそうですね☆ただし、リンゴはイチゴやサクランボ、梨、桃などと同じバラ科の仲間でアレルギーの人も多いようです。加熱すると大丈夫という場合もあるようなので、上手に取入れたいものです。
ちなみに、「甘い♪」と思われがちな“蜜”の正体はソルビトールという成分で、葉で光合成して作られたデンプンが変化したもの。残念ながら蜜の部分が甘いわけではないので、誤解のないようにしましょう!

ポリフェノールやペクチン、カリウムなども豊富で、整腸作用や生活習慣病予防などにも注目されるリンゴは、「1日1個のリンゴは医者を遠ざける」ということわざもあるほど、先代から食べられていたようです。
アダムとイヴが食べた「禁断の実」やニュートンの「リンゴの実の落下」もそうですが、たくさんの伝説やことわざに登場しているので、探してみるとまた新たな「リンゴ」の歴史や魅力に出逢えるかもしれませんね(*^^*)

野菜ソムリエ 木田靖代
2015/12/4