北海道産ワインの魅力に酔う♪

このレシピに使われた野菜たち"

道産ワインを学ぶ!
余市OchiGabiワイナリ― in 余市町~

余市ワイナリー

ボジョレー

ボジョレー・ヌーボーが11/20に解禁になり、ワインを楽しんでいる人も多いのではないでしょうか♪私もワインをこよなく愛してやまない一人です(*^_^*)
今回は、NHK連続テレビ小説の舞台としても大注目の余市へ☆北海道余市郡余市町にある1周年を迎えたばかりの余市OchiGabiワイナリ―へ道産ぶどう・ワイン製造工程などの勉強をしてきました。余市町は札幌から車で約1時間ほどの北海道西部(積丹半島の東の付け根あたり)に位置し、漁業と果物作りで栄えています。
移動の車中では、ワインソムリエによる“ブドウの栽培、赤・ロゼ・白ワインの醸造方法、ティスティング方法”などのレクチャー!
ブドウの栽培については、品種や食用&ワイン用ブドウの違い、基本的な栽培条件や代表的な土壌、生育サイクル、土地ごとの樹の仕立て方(日本はコルドン)などなど、野菜ソムリエとしても聴きやすいお話です♪

余市ワイナリー

ちなみに・・・食用&ワイン用ブドウの大きな違いは?→ワイン用ブドウは小粒なんです!糖分(皮の周り豊富)をアルコールに変えてワインになりますが、粒が大きくなると皮から遠ざかる実の部分が多くなり、酸味が増すので不向きなんです。山ブドウを見ると分かるかもしれませんね(^_^)v
ぼんや~りしていたロゼ白ワインの醸造方法についてもスッキリ!白ワインって黒系ブドウからも出来るんです!熟成による色や香りの変化、樽の違いでの様々な効果などなど、なるほどぉ~!
さて現地へ到着!圃場見学では、丘の向こう側のブドウの木を見ることは出来ませんでしたが、日当たり良好の南向き斜面に、ピノ・ノワール、ジャーマン・カベルネ、ケルナー、シャルドネなど14,000本植え付けされているそうです。ブドウの最適収穫時期はナント!たったの2日間のみ!ワイン用ブドウは皮が薄く、ハサミを入れたらすぐに一連の作業をしなければなりません。まさに鮮度が命!そんな醸造所も見学させていただきました。

余市ワイナリー

余市ワイナリー

北海道産ブドウにこだわったワインの町にしようと、ワイン専門学校をも作るべく活動中というOchiGabiワイナリ―の熱い想いをお聴きし、まだ新しい香りの残る醸造所の見学後は、お待ちかねの試飲&ランチタイム~☆いよいよ車中でレクチャーされたティスティング方法の実践です♪
余市ワイナリー グラスを傾けてエッジ(写真右→)や流れ落ちるレッグス(またはチアーズ)を見て色やアルコール度数などをチェックし、多々ある色や香りの表現・・・。地区やその年の気候などを当てるのは、そのプロが行うものなのでご安心あれ~。
色を見て、香りをかぎ、くるくる回し・・・ケルナ―(白)、バッカス(白)、ツヴァイゲルトレ―べ(赤)、ジャーマン・カベルネ(赤)の4種を試飲♪
緑がかった黄色や黄金色、オニオンスキンやバラ色、ガーネット色・・・?グレープフルーツやリンゴ、バラの香り・・・?相手に伝えるための表現は野菜ソムリエにも大切ですが、ワインとなるとちょっと難しいなぁ・・・(;^_^)
ちなみに、肉や魚にこだわらず赤めの食材には赤ワイン、白っぽい食材には白ワインが合うそうです。いずれにしても、お料理に合うワインを選んで美味しく食事を楽しむことが一番!「知って」いただくと、さらに楽しめそうですね♪

野菜ソムリエ 木田靖代
2014/12/5