美味しいお茶を飲んでいますか?~茶を“知って”飲む~
原産地:中国南西部の雲南省(最有力説)
「美味しくお茶を煎れられますか?」
小さなころから当たり前のように飲んでいるけど、あまり深く考えたことがなかった!煎れ方を教わったことはあるけど、茶葉の違いはよく分からない。お茶は健康に良いと言うけど?温度は?茶葉はいつまでもつの?などなど、そんな疑問をすっきりさせてくれる日本茶インストラクターによる講座に参加しました(^0^)/
私たちの身近には、緑茶・ ウーロン茶・紅茶があります。が!講師の「緑茶から紅茶やウーロン茶を作る事が出来ます」の言葉に、ん!?・・・じつは全部同じ茶なんですって!
中国種・アッサム種に大別されており、品種の違いはあれども、発酵させないのが緑茶(不発酵茶)、発酵させたのが紅茶(発酵茶)、その中間の烏龍茶(半発酵茶)。緑茶をさらに蒸した「日本式」、釜炒りした「中国式」。さらにさらに日本式から煎茶・玉露・番茶・・・などなどになります。ひとつの葉の製法によって、こんなにもたくさんの種類のお茶に変身することにビックリ!
知っているようで意外と知らない、先人から受け継いだ素晴らしい日本の文化である植物“茶”の特性や伝来・歴史、日本茶の製法と種類や成分・効能効果、美味しい煎れ方のお勉強です0(^0^)0
~いろんな茶葉があるけど、煎れ方は同じでイイの?~
飲むなら、やっぱり美味しいお茶を飲みたい♪いよいよ試飲タ~イム☆
温度や浸しておく時間(浸出時間)、湯温や急須に入れてからの扱いによって、味や水色、香りなどが、こんなにも変わるの!?(写真右上→)。
茶種ごとの標準的な煎れ方がありますが、それぞれ茶葉の量、湯の温度や量、急須や湯のみの大きさなども変わります。同じ煎茶でも普通・深蒸し(写真右下→)で茶葉が違う!これまた煎れ方が変わってくるんですよ(^_^)v
お茶にはポリフェノールの一種カフェイン(苦みの成分)やカテキン(苦み・渋みの成分)、フラボノール類、遊離アミノ酸類のテアニン(甘みの成分)、ビタミンCなどが含まれており、近年では健康食品としても大注目!抗酸化作用による老化防止や脂肪燃焼、抗菌・消臭、生活習慣病予防など、たくさんの嬉しい効果が期待されています。
解毒剤や眠気覚ましなどの薬として始まったという“茶”の由縁かもしれませんね。ということで・・・薬の1回分を「一服」、お茶を飲んで休憩することも「一服する」(^_^)v
煎じるよりも粉茶を飲む方が、栄養を丸ごと摂る事が出来ますが、自分で粉茶にする場合は、農薬をほとんど使わない一番茶がおススメ☆寒いと虫も少ないですからね♪
6種類のお茶を試飲したところ、参加者の好みはバラバラ(笑)。煎れ方による人の好みも千差万別。これが正しい煎れ方!というものは無いようです。
煎れ方を“知って”、それぞれの好みに合うように煎れられるようになりたいものですね。
野菜ソムリエによるカボチャ・ニンジン・抹茶を使った野菜練り切りをお供に一服~☆
12014/11/21