ブドウ

ワインのお祭り☆ボージョレ・ヌーボー!Vol.2

このレシピに使われた野菜たち"

畑のミルクが華麗に変身☆
~ブドウ~

ブドウ

名前:ブドウ(Grape)
分類:ブドウ科ブドウ属
生まれ:カスピ海と黒海に囲まれたコーカサス地方

  解禁したてのボージョレ・ヌーボーをもっと楽しみたい!と、『ワインのお祭り☆ボー ジョレ・ヌーボーVol.1』では、ボージョレ・ヌーボーってなぁに?と、産地や使われるブドウの品種、解禁日が決められたワケなどを紹介しました。
さて、ワインだけでなく、生食・干しブドウ用など幅広く活用されているブドウの魅力も気になるところですね(*^^*)

ブドウ ブドウには、ヨーロッパ種・アメリカ種・その交雑の日本品種があり、皮の色は大きく赤・黒・緑(白)に分けられます。大きさや色、種なしや皮ごと食べられるものなど多種多様で、世界で一番多く栽培されている果樹のひとつ。その品種の数は、ナン ト!10,000種以上ともいわれるほど。
果皮に白っぽい粉が付着している場合がありますが、ブドウが水分の蒸発から自らを守るために出す「ブルーム(果粉)」というもの。まんべんなく付いているほど鮮度がよい証拠なので、安心して召し上がってください~(^_ー)☆

~畑のミルク~

★栄養が豊富!
 ヨーロッパでは“畑のミルク”と呼ばれています。ビタミン類はもちろん、カリウムリン亜鉛などのミネラルがとても豊富。なんといっても注目されるのは、ポリフェノールの一種アントシアニン(色素成分)ですね♪抗酸化作用があり、美肌効果や老化防止、さらには動脈硬化予防や発ガン抑制の効果が期待されます。皮に多く、特に赤ブドウに多く含まれています。

★ブドウ糖(グルコース)
 もうひとつの秘密はブドウ糖!ブドウ糖と果糖が多く含まれる果物ですが、ブドウ糖がより豊富に含まれています。諸説ありますが、ブドウに多く含まれているのでブドウ糖と名付けられました。
すぐにエネルギーになってくれるので疲労回復効果が!脳にとっても大切な栄養素で、エネルギー代謝を助ける働きもしてくれる優れものです♪

ボージョレ ステキな魅力いっぱいのブドウで造られたワインは、健康に良いということから、イタリアでは“Buon vino fa buon sangue(良いワインは良い血をつくる)”という諺(ことわざ)があるほど。さすがワインの消費量トップクラスの国!ブドウの生産量の約90%がワイン醸造用なんだとか。
 赤ワインと白ワインはブドウの種類と製造法が違います。基本的に、赤ワインは黒ブドウを皮ごと果汁をしぼって、白ワインは白ブドウの皮や種を取り除いた果汁で造られます。栄養豊富な皮ごと一緒に造られる赤ワインが注目されがちな由縁かもしれませんね。
ちなみに、食用&ワイン用ブドウの大きな違いは、ワイン用ブドウはであること。
糖分(皮の周り豊富)をアルコールに変えてワインになるので、粒が大きくなると皮から遠ざかる実の部分が多くなり酸味が増してしまうので不向きなようです。

ボージョレ ヨーロッパの北部と冷涼な気象条件がそろっている北海道でも、ブドウの栽培は盛んで、札幌市・余市町・二木町・小樽市・富良野市・池田町などなど、たくさんのワイナリーがあります♪
北海道の“ヌーボー(新酒)”も気になるところですね。1年に1度のボージョレ・ヌーボー祭り☆じっく り堪能しましょう~“かんぱ~い!”(^0^)/∇

 

野菜ソムリエ 木田靖代
2016/12/2