ジャガイモ

オリジナル教材テーマは・・・ジャガイモ☆

このレシピに使われた野菜たち"

食べ比べて“知って”!
~野菜ソムリエ便~

ジャガイモ

名前:ジャガイモ(Potato)
分類:ナス科ナス属
生まれ:南米アンデス

アルタイ彦星、ポラリス北極星、タワラマゼラン・・・ん?星の名前?
今金だんしゃく、インカのめざめ・・・あ♪ジャガイモの名前!

ジャガイモ

ジャガイモ

 そう!全部ジャガイモの名前です。箱を開けると、産地は分かりませんが、なじみのものから個性的な名前のジャガイモたちが勢ぞろいしていました☆
日本野菜ソムリエ協会から届いた野菜ソムリエのお勉強グッズは、発行の季節に応じて野菜・果物のテーマが設定されており、今回は『ジャガイモ』。1年の1/3程度は雪に覆われている北海道と本州とでは時差(?)があるので、違う季節を楽しむこともできます♪早速、土を洗い流して観察開始(^0^)/

ジャガイモ

 特徴が分かりやすいようにシンプルに蒸かしました。外も中身も個性ぞろい!
アルタイ彦星・・・ダントツの大きさで、メークインのようなヒョロ長い形。赤い皮に星のような模様で黄色の中身。しっとりなめらかで甘みあり。煮崩れしにくいので、角切りにしてサラダでもOK♪
インカのめざめ・・・俵型に近い形で濃い黄色の果肉。栗のような濃い味なので、そのまま味わいたい!おやつにどうぞ~♪
ポラリス北極星・・・ゴロンと丸みを帯びた形に、星を散らばめた夜空を思わせるような紫色の皮に薄い黄色の果肉。ねっとり食感は、ポトフやシチューが合いそう☆
今金だんしゃく・・・「今金」は北海道の南西部にある町の名前です。ほりの深いごつごつした丸みの外見はおなじみ!色白の果肉が自慢☆定番のだんしゃくは、ポテサラやコロッケなどが得意♪
タワラマゼラン・・・マゼランに育成者の名前「俵正彦氏」がついたもの。黒に近い濃い紫色でやや黄色の果肉。一見ギョッとする外見とは違いますね。濃すぎず程よい甘みが◎

ジャガイモ

 断面をよ~く見ると、それぞれの特徴も分かりますね。皮をむいてから茹でるのではなく、栄養が逃げないように皮付きのまま蒸かすのがポイント!新ジャガの皮は薄いので、そのまま食べられますよ♪気になる場合は、蒸すとペロッと簡単にむけます(^0^)v

 今回のテーマは、全国生産量NO.1を誇る、北海道を代表する野菜のひとつでしたが、初めて目にするものもあり、改めてその品種の多さと個性に驚きます。その数、約2,000種以上というのですから、まだまだ出会いは無限大!
ジャガイモには、私たちがいつも食べている生食用のほか、でん粉用や焼酎用など用途別の品種があります。ポテトチップス用では、新ジャガの時期に産地表示がされるものもあります。品種ごとに得意分野があり、煮崩れしにくいから煮物に向いていたり、サラダやコロッケが得意だったり、油と相性が良く揚げるとキレイな色が残ったり、逆に糖度が高いのもを揚げると焦げる…など。料理によって使い分けるのがおススメ♪ちゃんと知ると、とってもおいしい料理になってくれます(*^^*)

 とても栄養価の高いリンゴに匹敵するほど栄養があると言われるジャガイモです。個性を上手に生かして、毎日の食卓に登場させたいものです☆

野菜ソムリエ 木田靖代
2016/12/9