なにを願う?なにを食べる?・・・小正月☆
もう一つのお正月☆
~小正月~
鏡開きも終わり、お餅も食べつくして、お正月気分もすっかり抜けました!すでに平常モードで時が過ぎていますが、もうひとつお正月がありました!(*^^*)
1月15日の小正月です。地域によってはその意味合いが違ったり、14~16日というところもあるようです。 五穀豊穣や無病息災・家内安全などを願い、小豆粥(あずきがゆ)を食べたり、どんど焼きをしたりします。
「女正月」などとも呼ばれ、大掃除やお節づくりなど忙しく働いた女性をいたわってひと休みしてもらおう!という意味があります。今では1月の第2月曜日に制定されている成人式も、1999年まではこの日に行われており、昔の「元服の義」の日が受け継がれていました。むかしからの風習には、ちゃんと意味があります。
★どんど焼き・・・無病息災・家内安全を願い、お正月に歳徳神(としとくじん)様をお迎えする目印にしていた「門松」や「しめ飾り」などを燃やして、炎と共にお送りするもの。 書初めを一緒に燃やして、高く舞い上がったら勉強ができるようになるとか、字が上手くなるとも言われています0(^0^)0
★小豆粥・・・15日の朝に食べる習慣があります。古くから、赤い色の小豆には悪を払う陽力を持つと信じられており、家族みんなが、また1年マメに健康で過ごせますように☆との願いが込められています。
そんな小豆の北海道の生産量は、全国の93%(農林水産省・2015年産)を占めており、ダントツのNo.1を誇っています(^0^)v
食物繊維もたっぷりで、お正月で疲れた胃腸をいたわってくれます。カリウムや鉄、リンなどのミネラルも豊富に含まれているほか、ビタミンB群も豊富!さらに女性必見☆特にビタミンB1は体内の代謝を活発にするので、お肌の健康維持にはとても嬉しい効果が期待♪ポリフェノールの一種であるアントシアニンという色の成分も入っており、悪さをする活性酸素をやっつけて老化・高血圧症予防にも効果が期待されます。
また、小豆を煮たときに出るあの大量の“泡”に含まれる成分の正体はサポニンというもので、血液中の余分な脂質を洗い流してくれる作用もあります。こんな小さな豆の中には、すごいパワーがぎゅぎゅ~っと詰まっているんですね0(^0^)0
煮汁を捨てるなんてもったいない!ぜひ、そのまま使ってしまいましょう♪
売り場やマスメディアなどでは、ずいぶん早くから年中行事の準備をすすめることが当たり前になっているので、ちょっぴり急かされている感も否めません。とりあえず形だけ行う!なんてことになっていませんか?しっかり意味を知って、大切に先人たちからの風習を受け継いでいきたいものです。
また1年マメに健康で過ごせますように☆
野菜ソムリエプロ 木田靖代
2019/1/13
※2017年1月10日より、野菜ソムリエの名称が変更となりました。