ブロッコリースプラウト

生まれたて野菜に秘められたパワ~☆

このレシピに使われた野菜たち"

小さな体に栄養ぎゅぎゅ~っ!
~スプラウト~

ブロッコリースプラウト

 ちっちゃな二葉がいっぱい♪なんてカワイイんでしょう~(≧▽≦)
“さぁ~て!これから大きくなったら何になろうかな♪”将来の夢いっぱいの赤ちゃんたち・・・。そんな野菜たちを、私たちは食べています。それは・・・スプラウト(Sprout)!

スプラウト

 スプラウトとは、タネから発芽して伸び始めた若芽(発芽直後の新芽)で、ブロッコリーやキャベツ、ダイコン、赤ダイコン、マスタードなどたくさんの種類があります。売り場のコーナーでも色々なスプラウトを見かけることが多くなりました。
じつはスプラウトは最近の野菜かと思いきや、歴史はとても古いんです。さかのぼること5,000年ほど前の中国では、すでにモヤシが栽培されており、イギリスではヴィクトリア朝時代(19世紀後半)にブロッコリースプラウトのレシピ本が出ていたり、ナント!クレオパトラが豆苗を食べていたという記録があるなど、古くから食卓に登場してました。
ちなみに、ダイコンのスプラウトであるカイワレダイコンは日本生まれ(^0^)vいまでは手軽に食べられていますが、平安時代、貴族たちが好んで食べる高級食材だったようです☆

☆☆☆スプラウト☆☆☆

スプラウト

スプラウト

~栄養って?~

ブロッコリースプラウト

 こんなに小さなスプラウトですが、栄養豊富なうえに不思議なパワ―を秘めています。
栄養をぎゅぎゅ~っと凝縮している種子ですが、スプラウトになるとビタミンやミネラル、ポリフェノールなどが含まれるようになります☆殻から出てくるとお日さまのおかげで光合成ができるので、種子と野菜の両方の良いところを併せ持つ、とっても不思議な植物が誕生するんです(*^^*)
カロテンやビタミンE・Kなどのビタミンやミネラルが数倍、数十倍にまで増えるものもあるほか、とくにブロッコリースプラウトには、発がん抑制効果などが期待されるスルフォラファンという成分が含まれているので注目されています☆

~どうやって食べよう♪~

スプラウト サラダの彩りや添え物のイメージが強いかもしれませんが、サラダだけではなく肉などに巻いたり、和え物、スープ、炒め物、パスタなど、食べ方いろいろです。小さいながらにも、ほのかにダイコンやブロッコリーなどの風味があるので、刻んでソースにしたり、薬味として使うなど、幅広く活躍してくれます0(^0^)0
たとえば、豆苗(エンドウ豆のスプラウト)などは、2~3度収穫できるので、最初のしっかり食感を味わったあとは、2~3度目の収穫では徐々に細くなりフワッと食感を味わえます。最初は加熱して、次は生でサラダにするなど、2倍3倍と楽しみも変化します♪
よ~くかみしめて、何のスプラウトなのかを当てながら食べるのも面白いかもしれませんね(*^^*)

野菜ソムリエ 木田靖代
2017/4/21