冬至で厄払い&運気ア~ップ☆
「ん」ってなぁに?
~冬至~
2017年もカウントダウン開始して、何かと気ぜわしい時季となっていますね。
じつは、こちらもカウントダウン開始…季節の移り変わりを表わす二十四節気も残すところあと2つ!本日(12月22日)はそのひとつ、最後から3つめの冬至(とうじ)です。
冬至(12月22日頃)は、北半球では太陽の位置が1年でもっとも低くなる日。“昼の長さがもっとも短く、夜の長さはもっとも長い日”となります。冬に向かって日が短くなるイメージがありますが、この日を境に少しずつ昼の時間が長くなっていくんです(*^^*)
冬至は一陽来復(いちようらいふく)ともいい、陰がきわまって陽が帰ってくるということから、“新年が来ること。冬が終わり春が来ること。境から運が向いてくる転換の日”などの意味があります。
日本には節目ごとに願いや想いを込めた食事をする風習があり、地域で違いはあれど、冬至ではカボチャと小豆のいとこ煮を食べてユズ湯に入ることが多いのではないでしょうか。
じつは、ほかにも冬至に食べたい物があります。
それが、「ん」のついた食べ物☆ニンジン・ダイコン・レンコン・ミカン・キンカン・うどん…。運を呼び込む!と縁起を担いで、冬至には“ん”のつく物を食べます。
カボチャ(なんきん)もそのひとつで、冬の間、長期保存できるカボチャは、先人たちにとっては貴重な栄養補給源にもされていました。ビタミンエース(A・C・ E)のそろったカボチャは、まさに理想的な食材のひとつです(^0^)v
ちなみに、いろいろな説がありますが、
★いとこ煮…かたくて煮えにくい材料(小豆など)から追い追い入れて行くことから、“おいおい=甥甥= いとこ”煮とかけたとか、同じ畑で採れた食材“親せき=いとこ”になったのだとか。昔の人は、食べることをとても大切にしつつ、楽しんでいたようにも感じます。
そういえば、日本のお祝い事には、餅と小豆が欠かせないものとして登場しますね。赤い色の小豆には悪を払う陽力を持つと信じられていました。ポリフェノールもたっぷりでアミノ酸バランスもバッチリ!栄養も豊富な小豆は理にかなっているようですね♪
★ユズ…冬至=湯治(とうじ)、ユズ=融通(ゆうずう)がきくという語呂合わせからきた、一陽来復のために身を清めるとしてユズ湯に入った、などなど。ユズの強い香りには邪気を払うという考えもあったようです。 ビタミンCやクエン酸がたっぷり!風邪予防や美肌効果、疲労回復効果が期待されるほか、その香りはリ ラックス効果もあるユズは、ユズ湯にするにはぴったりですね♪
わが家でも、“冬至にカボチャを食べると風邪をひかない”という無病息災を願って、毎年必ずカボチャのいとこ煮を食べています。当日食べられないときは、その前後でね(^_ー)v
さて、まもなくクリスマス・お正月を迎えます。「今日の食事が未来の体を作る」ことを、ちょっとだけ意識して、大切な人と楽しくおいしい食事をしてお過ごしくださいね。
良いお年を~☆
野菜ソムリエプロ 木田靖代
2017/12/22