お正月にもイロイロ☆
なにを願うの?
~小正月・二十日正月~
すっかり平常モードとなり、そろそろ節分やひな祭りの準備も始めている人も多いのではないでしょうか。そんななか忘れがちですが、じつは・・・まだお正月中でした!
お正月にもイロイロあり、小正月(1月15日)や二十日正月(1月20日)があります。地域によって風習の違いがあれど、その意味を知って先人たちの想いを感じてみませんか♪
★小正月・・・1月15日に行われ日本全国に伝わる火祭りがどんど焼き。お正月にお迎えした歳徳神(としとくじん)様を、お迎えの目印にしていた門松やし め飾りなどを燃やして、豊作・無病息災・家内安全を願い、炎と共にお送りするものです。
願掛けも様々で、書初めを一緒に燃やして、高く上がったら字が上手く書けるようになる、書き初めを一緒に燃やして高く上がったら勉強が出来るようになる、その火にあたると若返る、その火で焼いた餅を食べると病気をしない、その火で焼いたミカンを食べると風邪をひかないなどなど。なんだか、その一年の目標を掲げて努力するように!というようにも聞こえますね0(^0^)0
~小豆粥~
小正月に食べるものとしては、15日の朝に小豆粥を食べる風習があります。古くから、赤い色の小豆には悪を払う陽力を持つと信じられているので、家族みんなが、また1年マメに健康で過ごせますように☆との願いが込められています。
小豆にはステキな成分がたっぷり!食物繊維も豊富で、血液中の余分な脂質を洗い流してくれるなど、お正月料理で疲れた胃腸をいたわってくれます(^0^)v
ちなみに、どんど焼きは神社によって日にちが決められているので要確認です!なかには、数回に分けて今月いっぱい行われてる神社もあるようです。“まだ行ってない~!”という人は、ご近所の神社の日にちを調べてみてはいかがでしょうか。
★二十日正月・・・お正月の祝い納めとなるのが1月20日。いわゆるお正月行事の締めくくりの日であり、お正月の残りのお餅やごちそうを食べつくします。小正月と同じく、お迎えした歳神様がお帰りになる日とされています。
ついに骨と尾になった尾頭付きの魚を食べつくすことから骨正月と呼ぶ地域もあるようですね。麦飯をとろろご飯にするので麦正月など、食べるものによって名を付けて親しんでいるのが特徴ですが、北海道ではあまり聞かないなぁ~(;^^)
いずれにしても、食べ物を無駄にせず最後まで食べつくそう!という先人たちの想いを感じられる風習は、大切にしたいものですね。
空に帰ったお正月の神様が、この一年を優しく見守ってくれますように・・・なにはともあれ、今年一年、平和で健康に暮らせたなら幸せです☆
野菜ソムリエプロ 木田靖代
2018/1/19