季節を分けたら、もうすぐ春☆
寒さも底をついた?
~立春~
北海道は最低気温が0℃にも届かない真冬日が続き、寒さの真っただ中!こんな寒さのピークに春のお話です(*^^*)
暦の上では、まもなく2月3日(土)に節分、そして翌日には立春を迎えます。
節分は「立春」の前日に行われ“季節を分ける”という意味もあります。季節の変わり目に生じると考えられていた“邪気 (鬼)”を追い払って、福を呼び込む追儺(ついな)という行事が豆まきの始まりと言われています。
今でも季節の変わり目は体調を崩しやすい、風邪を引きやすいといいますよね。
そんな節分といえば、豆まきをしたり、恵方を向いて無言で恵方巻を丸かじりして食べたり、副茶を飲んだりするなど縁起担ぎをすることで知られています。また、江戸時代では1年が始まるのは立春からと考えられていたので、つまり「節分」は大みそか。“大みそかと=年越しソバ”ということで、そばを食べる習慣もあります。
~立春ってなぁに?~
二十四節気の一番初めで、雨水(今年は2月19日)までの間が立春。太陽の動きを基準として考えているため、毎年同じ日になるとは限りませんが。
「立春なんていっても寒い~」。はい!その通り!立春は寒さのピークなんです。寒さの底をついたら春に向かってGO☆
立春を第一日目として数え始め、種まきをするなど農業にも大きく関わる季節の目印なんです。茶摘みの八十八夜などもそうです。
諸説ありますが、立春にも色々な風習や食べ物があるんです(^0^)/
★立春の水…朝一番にくむ水がその一年の邪気を払う。
★立春朝搾り…立春の朝一番に搾った新酒(日本酒)。
★立春生菓子…立春の朝に作って食べる生菓子。うぐいす餅やさくら餅など。
★立春大吉豆腐…白い豆腐は邪気を祓う。豆まきをした節分の翌日(立春)には豆を食べて体を清めた。
その他にも、立春大福、立春大吉餅、左右対称で縁起が良いとされる「立春大吉」と書いたお札を厄除けとして門に貼る習慣や、立春開運財布などなど。日本には縁起をかついだ様々な風習があることから、春が始まる立春は特に大切にされ、特別な想いが込められているのが分かりますね。
ちなみに、季節の分かれ目を表わしているのが節分なので、もともとは立春・立夏・立秋・立冬それぞれの前日に節分がありました。一年の始まりをとても大切にする日本にとって、立春はいわばお正月のようなもの。特に重要な日と考えられていたため、次第に立春の前日のみの節分が残ったようです。
さて、今年の恵方は南南東。季節を分けて邪気を払った後は、芽吹きの春に向かってGO!ワクワクしますね(^_-)♪
野菜ソムリエプロ 木田靖代
2018/2/2