ジャガイモ花

観賞用だった☆大地のリンゴとは…

このレシピに使われた野菜たち"

マリー・アントワネットも愛でていた♪
~ジャガイモ~

ジャガイモ

名前:ジャガイモ(Potato)
分類:ナス科ナス属
生まれ:南米アンデス

ジャガイモ

 家庭の定番野菜として、いつもそばにいるのではないでしょうか?・・・そう!全国NO.1!北海道で約80%の収穫量を誇っているジャガイモ♪生まれ故郷の気候や風土と似ているので、すくすくと育ちやすいのです0(^0^)0
北海道では、男爵・メークイン・キタアカリ・とうや・ホッカイコガネなど約50品種が作られています。世界でも約2,000品種も存在していますが、まだまだ新しい品種が生まれてきているので楽しみです♪

ジャガイモ花 その昔、ジャガイモは悪魔の植物と言われるなど、食べるのではなく花を観賞する目的とされていました。フランス宮廷では、マリー・アントワネットがジャガイモの花を髪飾りにして楽しんでいたそうです。優雅ですね~☆
ヨーロッパで食べ始めたのは、戦争による食糧飢饉に苦しむ人たちを救おうと、国王命令で栽培を始めたことがきっかけという説もあります。大航海時代には、船員たちの野菜不足による壊血病(ビタミンC欠乏症)を予防したり、冷害による食糧飢饉に苦しむ人たちを救ったりと活躍し、まるでスーパーマンのようです0(^0^)0
そんなジャガイモの花言葉は「慈愛」や「恩恵」。歴史をたどってみると、ぴったりの言葉かもしれませんね☆

 フランスでは大地のリンゴとも呼ばれています。とても栄養価の高い果実として食べられていたリンゴは、“1日1個のリンゴは医者を遠ざける” (An apple a day keeps the doctor away)ということわざもあるほど!その“リンゴに匹敵するほど栄養がある”ことが由来です。
そう!なんといっても魅力のひとつはジャガイモのビタミンC!でんぷん質に守られているおかげで、加熱しても損失が少ないのです。さらに、野菜と穀物の良いところを併せ持った、とてもバランスの良い作物。カロリーはごはんの半分以下!という低カロリーも嬉しいところです♪ダイエットには強い味方になりそう(^_ー)☆

じゃが子和え☆どさんこ風 じつは、今が美味しい時期☆ジャガイモは低温で長期間貯蔵すると、凍らないように自分の身を守ろうとして発芽を防止したまま糖分が増えます(低温糖化)。涼しくて真っ暗な場所が好きなので、保存はぜひ冷暗所で!やっぱり、 育ってきた土の中と同じような場所が居心地良いんでしょうね(*^_^*)
※遮光の袋などが好きですよ。芽が出たら、深~くえぐって取り除いて、美味しく食べましょう~♪

野菜ソムリエプロ 木田靖代
2018/3/9