畑のミルクの魅力☆
いまが旬☆お好みはどれ?
~ブドウ~
★名前:ブドウ(Grape)
★分類:ブドウ科ブドウ属
★生まれ:カスピ海と黒海に囲まれたコーカサス地方
赤・黒・緑・・・あま~い芳醇な香りがなんともいえない(≧∇≦)大好きなブドウの旬を迎えています♪
じつは、世界で一番多く栽培されている果樹のひとつ。生食だけでなく、ワインや干しブドウ用などがあり、その品種の数は、ナント!10,000種以上といわれるほど。
日本最古では鎌倉時代に甲州種が発見されていますが、ブドウにはヨーロッパ種・アメリカ種・その交雑の日本品種があります。皮の色は大きく分けると赤・黒・緑(白)。大きさや色、種なしや皮ごと食べられるものなど多種多様。そんなブドウを一度に11品種を食べ比べするという、野菜ソムリエの勉強会がありました。どれもまるでジュエリーのようです☆直売所でも、一度にこんなにたくさん試食したことがないので、気合が入ります0(^0^)0
いくつ分かりますか?おなじみの品種や、人気のシャインマスカットなどのほか、初競りでナント!ひと房110万円のルビーロマンも登場し、金額だけでなく、その大きさにも目を奪われてしまいます。
好みも人それぞれ・・・普段食べなれているブドウから、あれ?こっちの方が好きかな?と浮気することもありました(笑)
ブドウは、ヨーロッパでは畑のミルクと呼ばれるほど栄養が豊富です。ビタミン類はもちろん、カリウムやリン、鉄や銅、亜鉛などのミネラルのほか、なんといっても注目されるのは、ポリフェノールの一種アントシアニン(色素成分)♪抗酸化作用があり、女性には嬉しい美肌効果や老化防止などなど・・・皮に多く、特に赤ブドウに多く含まれています。ミキサーにかけてジュースにすると丸ごと摂れます(^0^)v
もうひとつの魅力はブドウ糖です。ブドウ糖と果糖が多く含まれる果物ですが、ブドウ糖がより豊富です。諸説ありますが、ブドウに多く含まれているのでブドウ糖と名付けられたとか。すぐにエネルギーになってくれるので疲労回復効果が大!脳にとっても大切な栄養素で、 エネルギー代謝を助ける働きもしてくれる優れものです☆
果皮に白っぽい粉が付着している場合がありますが、これはブドウが水分の蒸発から自らを守るために出す「ブルーム(果粉)」。まんべんなく付いているほど鮮度がよい証拠なので、安心して召し上がってください~(^_ー)☆
保存するときは、ビニールに包まれているものは、そのままでOK!無ければ、ひと房ずつ新聞紙に包んで、冷暗所または野菜室に入れてあげましょう。冷やしすぎると食味が落ちるので、冷やしすぎにはご注意を!食べる直前に冷やして、早めに食べきるのが理想です。美味しい旬を満喫してほしいですね☆
野菜ソムリエプロ 木田靖代
2018/10/5