じつは…季節を4回分けていた☆
今年の恵方は東北東☆
~節分~
全国的にインフルエンザが猛威を振るっていますね。周りからも家族がインフルエンザで・・・などという声を聞きます。季節の変わり目は体調を崩しやすいので、特に注意したいものです。
さて、季節の変わり目というと、2月3日(日)は節分。節分は「豆をまく日」ということだけではないんです。
節分は「立春」の前日となり、“季節を分ける”という意味があります。あれ?季節は4つあるのに、なぜ春だけが節分なのでしょうね?
本来は「立春・立夏・立秋・立冬」それぞれの前日に節分がありましたが、江戸時代以降になって、「立春」の前日を節分とされました。立春を1年の始まり(新年)としていたので、節分は大晦日(おおみそか)にあたるということで、特に尊ばれていたためなのだとか。
季節の変わり目には、“邪気(鬼)”が生じると考えられており、平安時代になると、宮中では大晦日に陰陽師らによって旧年の厄や災難を祓い清める追儺(ついな)という行事が行われました。さらに、室町時代以降には豆をまいて悪鬼を追い出す行事へと発展し、民間にも定着したものが、現在の節分につながっています。
炒った豆をまくワケには諸説ありますが…“豆をぶつけて魔の目(まめ)を射ることで魔を滅する(まめ)”と言われています。ここでご注意!シッカリ豆を炒りましょうね!生の豆をまいて拾い忘れていると、その豆から芽が出てしまい縁起が悪いと言われています。お忘れなく~☆
その背景にある昔の逸話を知って豆まきをすると、さらに効果が増すかもしれませんね(^0^)v
じつは、北海道では落花生をまく地域が多くあります。昭和30年代頃から“掃除がしやすい”、“物を粗末にしない”などの理由から落花生になってきましたが、雪の上に落ちても探しやすいし、 ちゃんと拾って食べられるので、合理的でもありますよね(*^^*)
まだまだ落花生の約9割が輸入品とはいえ、国産品の姿も多く売場に見られるようになってきました。パッケージや商品の裏にある品質表示でも確認ができるので、選ぶ参考としてはいかがでしょうか。
さて、今年の恵方は東北東!福を巻き込む恵方巻も定着してきましたが、節分や立春には他にも色々な風習や食べ物があります。無駄にせず食べられる分だけを美味しくいただいて、しっかり邪気払いして新しい季節を迎えたいものですね☆
おには~そと~!ふくは~うち~♪
野菜ソムリエプロ 木田靖代
2019/2/1