冬にも登場する葉物野菜たち☆
あったか~いハウスでスクスク生長中☆
~富良野 おかの農園さんへ♪~
暦の上では立春を迎えていますが、北海道は冬のど真ん中!1957年の統計開始以来、最低となる寒気が流れ込んでおり、最高気温がマイナス2桁という厳しい寒さとなっています。
そんな中で、北海道でも美味しい葉物野菜たちが元気に育っています(^0^)/
どさんこは気付くかなぁ?まるで間違い探しに出てきそうな画像ですが(笑)
雪深い地域では、雪の重みでハウスがつぶれてしまわないように、ビニールハウスのビニールを外します。なのに!手前のハウスには、ビニールがしっかりかかっています。ここに秘密が・・・
お邪魔したのは、野菜ソムリエ仲間のおかの農園さん(富良野市)。
あったか~い☆ビニールハウスに入ると、中にはさらにビニールハウス!さらにもうひとつ!
ナント!3重のビニールハウスになっているんです。3枚目のビニールをめくってもらうと、めんこい~!キレイに整列している可愛らしい野菜たちの赤ちゃんが登場(≧∇≦)
ホウレンソウ、チンゲンサイ、ミズナ、パセリ。
間引きの収穫をさせていただき、そのままパクっ♪こんなに小さいのに、しっかり風味を感じさせてくれます。しかも濃い!甘い!
特に驚いたのがパセリです。独特な苦みを全く感じさせないんです!パセリの風味はしっかりしていて美味しいので、野菜がニガテの人にはおススメ☆ぜひ食べてみて欲しいなぁ(*^^*)
大感動している姿に影響された生産者さんも、「初めて食べる」と言いながらパクっ!「甘い♪」と満足気な表情です。一部の飲食店に出荷しているとのことですが、大規模で栽培するには莫大な暖房費がかかります。雪でハウスがつぶれないよう、マメな除雪も欠かせません。常に空とにらめっこしなければならないので、外出もままならないのが現状です。露地で旬の野菜たちと比べると、価格が高めになるのは当然のことですね。通年で言えることですが、家計にとっては価格が安い方が助かりますが、高いことには納得のいく理由があります。日本の農業を継承するためには、食べ支えていかなければなりません。
冬の時季に地元の美味しい葉物野菜を食べられるなんて幸せだなぁ。もちろん、雪国の特権!この雪を利用した貯蔵方法による「雪の下野菜」(越冬野菜)もあります。冬の極寒の中で出荷される野菜たちは、北海道ならではの美味しい野菜♪
寒くなると甘くとっても美味しいと感じますが、収穫時の糖度は保たれるという事実はあるものの、糖度が上がって甘くなるということは、まだ定説になっていません。冬は野菜の呼吸量が抑えられるので栄養の減少も少ないため、甘みが強くなるとも言われます。辛味成分が減ったり、特有のにおいの成分が減って美味し くなるなど、自然がもたらす神秘的な一面なのかもしれませんね。さらに今後の研究結果に大いに注目したいものです0(^0^)0
ほかのハウスでは、タマネギの育苗準備がされていました。冬だって生産者さんは大忙し!美味しいタマネギがスクスク生長しますように☆
♪♡のパセリも見つけました♪
野菜ソムリエプロ 木田靖代
2019/2/8