ぼたもち

北海道はまだ雪の中?…春のお墓参り☆

このレシピに使われた野菜たち"

春近し☆
~春のお彼岸~

雪融け

ついに3月19日に札幌の積雪量が「0cm」になりました!観測史上4番目の早い雪融けで、北海道の春は早く訪れる予感☆とはいえ、まだ三寒四温で春を行ったり来たりしています。
ただいま春のお彼岸ですが、お墓にはまだ雪がいっぱい!雪かきから始まるので、お墓参りは秋のお彼岸より、ちょっぴり足が進まないのが現状です(;^^)

苗今年は3月18日(月)彼岸入り~3月24日(日)彼岸明け。3月21日(木)が彼岸の中日(春分の日)です。
ご先祖さまへ感謝の気持ちを伝えることはもちろんですが、種まきの時季である春のお彼岸では、植物の生長を願う意味もあるんです。
春分の日を、“自然を讃え(たたえ)、生物を慈しむ(いつくしむ)”とする「国民祝日に関する法律」からも、その想いがうかがえるのではないでしょうか。
お彼岸“春分”は二十四節気のうちのひとつ。春分点という“天の赤道と黄道が交わる2つの点の1つで、太陽が南から北へ向かって赤道を通過する点”の上に来た時をいいます。このとき、昼と夜の時間が等しくなっ て、太陽は真東から上がり真西に沈みます。
さぁ~!いよいよ、春の到来☆少しずつお日さまの活躍する時間が増え、植物の芽が出て花が咲き出し、冬眠していた動物や虫たちが動き出してきます。あ!今年は春の訪れが早く、クマの目覚めも早いようなのでご注意!!

ぼたもちさて、お彼岸にお供えするものと言えば、海苔巻きやいなり寿司、お団子やぼたもちなどがあり、おさがりを美味しくいただくのも楽しみでもあります♪
ん?おはぎもありますが、ぼたもちと何が違うのでしょうね?諸説ありますが・・・
ぼたもち(牡丹餅)~牡丹の季節であるのお彼岸に食べるもの。中の米粒をつぶして、こし餡を使うことが多いようです。
おはぎ(御萩)~萩の季節であるのお彼岸に食べるもの。中の米粒のつぶつぶを残し、つぶ餡を使うことが多いようです。小豆のツブツブが萩の花に似ているからとも言われます。
このワケは、小豆の収穫時期の違いにもよるのだとか。収穫を迎えたばかりの秋には、やわらかい小豆はそのまま粒あん。小豆を保存して迎えた春には、小豆の皮を取り除いてこしあんとして使っていました。先人たちの素晴らしい知恵なんですね(*^^*)

ぼたもちまた、赤い色の小豆には悪を払う陽力を持つこと、五穀豊穣への願いと感謝が込められています。昔は甘いものが貴重だったことから、ご先祖供養の特別な日に結びついたようです。
日本の風習には、農業との深い関わりと感謝の気持ちが込められています。現代は、なにかと忙しい日々の中ですが、ちょっと足を止めて、先人からの風習を大切に受け継いでいきたいものですね☆

野菜ソムリエプロ 木田靖代
2019/3/22