フキノトウ

おいしい春をみぃ~つけた☆

このレシピに使われた野菜たち"

北海道の春を告げる山菜
~フキノトウ~

フキノトウ

名前:フキノトウ(蕗の薹)
分類:キク科フキ属
生まれ:日本(^0^)v

朝、窓の外を見ると真っ白い景色が広がっていることがあります。北海道の天気予報は、雪だるまマークが出たり、まだ手袋やマフラーが欲しい気温と暖かい春を行ったり来たりしています。
先日、待ちきれない春を探しにウロウロしながら見つけてきました(^0^)v

フキノトウまだ雪の残る原っぱで、顔を出していたのは、春の訪れを告げる「フキノトウ」。おやっ♪と思わず二度見し足を止めてしまいました(≧∇≦)
周りからも、“フキノトウの天ぷらを食べました♪”と、声が聞こえ始めてきました。長い冬が終わり、待ち焦がれていた春の味覚を楽しむことは、どさんこにとって格別なものです☆

フキノトウフキノトウは、地下茎から葉(フキ)が出る前に発生する花のつぼみを食べます。花が開いてくると苦みが強くなるので、つぼみが固いものが食べ ごろ♪花が開いてしまっても、料理の仕方で美味しく春の味を楽しめます(*^^*)
油で揚げる天ぷらの場合は、アク抜きをしなくてもよいですが、煮物やお味噌汁の具、フキノトウ味噌で食べるときは、アク抜きしてから使うと美味しく食べられます。
このアクと呼ばれる独特な苦みやえぐみの正体は、アルカロイドやポリフェノールの一種クロロゲン酸。抗酸化作用を持つ成分で、生活習慣病の原因ともなる活性酸素をやっつけてくれたり、腎臓や肝臓の機能を高めて老廃物を排出してくれます。※くれぐれも食べすぎにはご注意を!適量を楽しみましょうね。
フキノトウ春になると山菜を食べたくなるのは、「その時に食べたいものが体に必要なもの=のもの」ということなのでしょう。古くから漢方としても使われていたという山菜には、冬の間に溜まった脂肪や老廃物を排出し、新陳代謝を高めて体を春のモードへ切り替えてくれます。まさに理にかなっていると言えます。
冬眠から目を覚ましたクマが、一番初めに食べるのがフキノトウなのだとか。動物たちに食べられないように、身を守り生きる術(すべ)として苦みを含む山菜を、人間と同様に食べてしまうなんて!クマもおなかの中をキレイにして、体を目覚めさせているんでしょうね(^_ー)☆

VFこれから、どんどん山菜採りの楽しみが増える時季になってきますが、採り過ぎると翌年には枯れたりしてしまいます。自然の恵みの“お福分け”を、食べる分だけ頂きたいものです。また翌年の楽しみも取っておかなきゃね☆

 

野菜ソムリエプロ 木田靖代
2019/4/5