色白の花野菜☆
地中海生まれの色白美人さん☆
~カリフラワー~
名前:カリフラワー(Cauliflower)
分類:アブラナ科アブラナ属
生まれ:地中海沿岸
ブライダル、スノークラウン、スノードレス、美星・・・なんだかカクテルになりそうな名前のよう(≧∇≦)。さて、これらは何の野菜の名前でしょう?
・思わず「キレイ~♪」と見とれてしまうほど、真っ白でなめらかなドーム型。
・キャベツやブロッコリーと同じ原種から分化した野菜。
・花野菜、花甘藍(はなかんらん)という和名からも、同じ仲間だとイメージできるかもしれませんね。
※甘藍=キャベツの別名。
★こたえ:カリフラワーでした(^0^)/
モコモコした部分は蕾(つぼみ)の元である花蕾(からい)というもの。じつは、夏ではなく冬が旬の野菜なので、暑さは得意ではないのです。北海道は雪国のため、一年中栽培できる本州と異なるので、この時季にカリフラワーが登場中!暑さに耐えられる品種のカリフラワーが10月ころまで楽しめます♪
ブロッコ リーが突然変異して白化したものがカリフラワーとも言われています。ブロッコリーはお兄ちゃんということですね♪
自分で葉っぱを巻いて日よけする品種もありますが、この美白を守るためには、栽培途中で太陽の光を当てないように、生産者さんがひとつずつ丁寧に花蕾を葉っぱで包んでいます。色白の美人さんは日焼厳禁!デリケートな性格なので、日が当たると黄色っぽくなってしまうのです。とても手間ひまをかけて大事に育てられています(*^^*)
地域や時期によっても作られる品種が異なってきますが、 その色白で可憐なイメージから付けられる名前が多いですね♪
白色系が多く出回っていますが、カラーも多々あり、オレンジや紫色系などカラフルなものもあります。
ほかにも、料理の彩りとしても美しい演出をしてくれる、黄緑色の円すい型にらせん状の花蕾(からい)が特徴的なロマネスコ。
また、花梗(花の下の軸の部分)が長いカリフローレもカリフラワーの仲間です。バラバラにしてスティック状にすると、まるでブーケのように可愛らしい姿になります(≧∇≦)
カリフラワーは、ビタミンCやカリウム、体の代謝に大切なビタミンB群など栄養が豊富。なかでも自慢は、加熱しても損失が少ないビタミ ンC!美肌に嬉しいコラーゲンの生成には大切です。クセが無く甘みとコクがあって、調理方法で色々な食感を楽しめるのもカリフラワーの魅力のひとつ。サラダはもちろん!みずみずしくて美味しいので、生のままでピクルスにするのもOK。今の時季には冷たくしても美味しく食べられるポタージュは、栄養を丸ごと摂れるのでおススメです。幅広く活躍してくれるので、丸ごと1株あっという間に食べられますね♪
北海道の旬を美味しく食べて、カリフラワーのように、めざせ!色白美人さん(^_-)☆
野菜 ソムリエプロ 木田靖代
2019/7/19