ステキな完成美☆ふくらむ果実
太陽の味に感謝☆
~トマト~
★名前:トマト(Tomato)
★分類:ナス科トマト属
★生まれ:ペルーやエクアドルなどの中南米地方
全国的に異常なほどの猛暑が続いていますね。北海道でも朝晩の気温が下がらず、らしからぬ熱帯夜続きに夏の疲れが出てきがちです。そんな夏バテ予防に野菜・果物は強い味方!太陽の光がサンサンと降り注ぐ赤道直下の地区で生まれ、完熟するとまさに太陽の味♪トマトもそのひとつです0(^0^)0
~名前の由来は「ほおずき」?~
赤茄子(あかなす)・蕃茄(ばんか)・唐柿(とうし)・・・
これらは、すべてトマトの和名です。ナスと同じ仲間ということが分かるような名前ですね(*^^*)
トマトという名前は、元々は“ふくらむ果実”を意味する「トマトゥル」と呼ばれていたホオズキから由来しています。形が似ていることから、アステカ人がトマトゥルと呼び始めたのがきっかけのようです。
~世界中で愛されるトマト~
赤や黄色、オレンジ色のトマトは売場でよく見かけますが、ほかにもピンク、ワイン色 や黒、緑色などなど、カラフルなトマトがたくさんあります。これらの品種はナント!日本だけで120種以上!世界では約8,000種もあります。
しかも世界で消費量No.1の野菜!イタリアではおなじみのパスタやピザなどに多く使われ、インドではカレーの一部だったり、メキシコではサルサ・・・など。
国によって食べ方の違いがあれども、広く愛されていることが分かります。これら世界で主流に使われているトマトは、加熱するとうま味成分がグ~ッ!とアップする赤系トマト。
桃太郎などのピンク系トマトが主流だった日本でも、最近では赤系トマトにも注目されています。生で食べて良し!加熱しても良し!出汁に使っても良し!と、その特長を生かし、トマトたちの用途が広がって美味しく食べられています。自分のお好みのトマトを探しだすのも面白いかもしれませんね(*^^*)
~トマトぱわ~に感謝~
トマトの赤みの成分であるリコピンは、活性酸素をやっつける抗酸化作用が強く、がんや生活習慣病予防に効果があることで知られています。この抗酸化作用は、β-カロテンの2倍!ビタミンEの100倍!もあります。さらに、赤くなる前に収穫された青いトマトと、樹の上で熟された真っ赤なトマトでは、リコピンの含まれる量がその差ナント2倍以上! しかも、うま味成分の遊離グルタミン酸までア~ップ♪リコピンはまるで樹の上で育つかのようです0(^0^)0
その栄養も満点で、昔から“トマトが赤くなると医者が青くなる”と言われるほど。こんなに魅力いっぱいのトマトには、「感謝・完成美」などの意味を持つ花言葉がぴったり♪
旬の食材の持つ機能性を理解しながら、上手に毎日の食卓に取り入れたいものですね。太陽に愛されたトマトぱわ~で、夏バテ知らずの体作りに感謝☆
野菜ソムリエプロ 木田靖代
2019/8/2