“なつのしゅん”ってどんな旬?
調理用トマトの魅力を知る☆
~恵庭市 余湖農園さん へ!~
北海道では、急に冬の足音が近づき、山岳部では雪の便りが届き始めました!とは言っても、ただいま各地では秋の味覚を楽しみながらの秋祭りで賑わいつつ、まだ夏野菜も楽しめるイイトコ取りの時季です。食べ逃さないように大好きな完熟トマトを毎日堪能しています♪
そんな中、「なつのしゅん」の魅力をめいっぱい満喫するため、新千歳空港の隣町にある、余湖農園さん(恵庭市)へオジャマしました(^0^)/
私たちがいつも食べているのは、主に生食用のピンク系トマトですが、こちらで栽培しているのは、市場に出回らない調理用(または加工用)の赤系トマトです。
そう!「なつのしゅん」というのは、調理用トマトの品種名です。
トマトの原産地(ペルーやエクアドルなどの中南米地方)と似ている冷涼で寒暖差の激しい北海道の気候は、トマト栽培にピッタリ!生産量全国No.2を誇っています(^0^)v
「農業と福祉が連携し、楽しい農業を目指している」余湖農園さんから、たくさんの話を聴いた後は、収穫体験のため畑へ行きました☆
露地に広がる目の前の状況にビックリです!「え?これがトマト畑??」
知っているトマト畑とは全然違う光景が広がっていました。何が違うって支柱が無い!収穫している人たちは下を向きながら拾っている!多少ぶつけても平気!思わず「つぶれないの?大丈夫なんですか!?」と聞いてしまう中、コンテナにポンポンと収穫していくトマト・・・すべてが、普段のトマトの扱い方の常識をくつがえすものでした(;^^)
芽かきは不要&芯どまりする&支柱いらず、防除・通路の除草のみという調理用トマトは、生産者さんにとってはとても都合が良いのだとか。
地面に這いつくばりながら、真っ赤に完熟したトマトの収穫をしながら、つい形にこだわらないトマトを探してしましまいます♪せっかくなら楽しく収穫したいですからね。そんな中、ウサギさんも発見(≧∇≦)
これらのトマトたちは、土が付いたままで加工工場へ運ばれ、皮・種を取り除き、えぐみが無く食感の良い美味しいピューレやジュースなどに変身します。
トマトの自慢のひとつであるリコピンは、調理用に多く含まれており、その含有量は生食用の約3倍!さらに、うま味成分のグルタミン酸ではナント!約4倍も含まれています。加熱すると旨みア~ップ!グルタミン酸から合成されるのが、抗ストレス作用を持つギャバと呼ばれるγーアミノ酪酸(Gamma Amino Butyric Acid)。なにかとストレスの多い日常(?)には、リラックス状態を期待したいものです。このように調理用トマトは私たちに、とっても嬉しい効果の期待があります!上手に食卓に取り入れたいですね(^_ー)v
収穫後は、うまみた~っぷりトマト鍋を美味しくいただき、別腹のトマトソフトクリームなる美味なスイーツでおなかも心も大満足でした♪とまと大福&ハスカップ大福をお土産にし、旬をめいっぱい満喫しました~☆
野菜ソムリエプロ 木田靖代
2019/9/20