色だってイロイロ楽しめる“あの”定番野菜♪
地味な野菜と思われがちですが…
~ジャガイモ~
名前:ジャガイモ(Potato)
分類:ナス科ナス属
生まれ:南米アンデス
白い景色が広がり、冬のイベントを楽しんでいる北海道。秋冬野菜たちが温かい食事の主役となり、芯から冷えた体を中から温めてくれています。その中で、定番野菜として大活躍してくれる野菜のひとつに、ジャガイモがあります。
先日、何気なく「ジャガイモって地味ですよね。色も白っぽくて。有ったとしても濃い黄色のジャガイモがあるくらいで…」との会話がありました。ちょっと待って!ジャガイモもイロイロな色があって、とっても可愛いらしく食卓を演出してくれるのです(^0^)v
一見地味に思われがちですが、黄色や紫・ピンクなど意外とカラフル。皮の色が赤いのに中身は黄色だったり、まるで顔のように見える皮だったり、切るまで中の色が分からないというワクワク感。外も中身も個性派ぞろいで楽しみ方イロイロなのです♪
たとえば、ノーザンルビー(ピンク色)を使うと、いつものポテサラがグッと可愛らしくなります。北海道の定番料理のイモ餅を、シャドークイーン(紫色)で作ると、一気に華やかになります。夏野菜と比べるとカラフルさが物足りないように思われがちな秋冬野菜ですが、使い方次第でとてもカラフルに食卓を演出してくれます。
品種ごとに得意分野があり、煮崩れしにくいので煮物に向いていたり、サラダやコロッケが得意だったり、油と相性が良いので揚げるとキレイな色が残ったりと、ちゃんと個性を知って調理すると、とてもおいしくなってくれるので、使い分けるのがおススメです☆「知って」上手に食卓に取り入れると、さらに楽しい食事になるかもしれませんね(*^^*)
全国生産量NO.1!を誇る北海道のジャガイモの品種は、おなじみの男爵・メークイン・キタアカリのほか、さやあかね・レッドムーン・シャドークイーンというカラフルものなど、約50品種が作られています。ナント!世界ではその数、約2,000品種以上というのですから、まだまだ出会いは無限大!まだまだ新しい品種が生まれてきているので楽しみです♪
特にビタミンCが豊富でとても栄養価が高く、リンゴに匹敵するほど栄養があると言われるジャガイモ。慌ただしい師走となり、体調を崩して風邪を引きやすくなりがちな時季には、予防の強い味方にもなってくれます。その個性を上手に生かしながら、毎日の食卓に登場させて楽しみたいものですね☆
野菜ソムリエプロ 木田靖代
2019/12/6