ぼたもち

春のお墓参りはまだ雪の中☆

このレシピに使われた野菜たち"

北海道にも春の足音が近づいてきた♪
~春分の日~

雪解け

歩道に残る雪もわずかとなり、自転車で走る人の姿が増えてきました。春の日差しを感じてきたとはいえ、日中の最高気温はまだ10℃前後。まだまだ風を切って走るには、しっかり防寒装備をしていないと寒いけど、どさんこの春の活動は始まっています☆

墓参りさて、ただいま春のお彼岸中。今年は彼岸の入り3月17日(火)~彼岸明け3月23日(月)。3月20日(金)が彼岸の中日(春分の日)です。現在、札幌の積雪量は約40cm。北海道の春のお墓参りは、雪かきをしてお墓を雪の中から掘り起こす(?)ことから始まります。「家の雪かきから解放された~♪」と喜んでばかりいられません(;^^)
この「お彼岸のお墓参り」は、インドなどほかの仏教国があれど、日本だけの行事です。日本の行事は、五穀豊穣や厄払いなどを祈願することが多く、種まきや収穫、しっかり根が張りますようになど、農業と関わる願いが込められています。自然やご先祖さまへの感謝、ものを大切にする気持ちから、日本人独特の行事となったのかもしれません☆

ぼたもちお供えの定番のひとつが「ぼたもち」や「おはぎ」。周りからも「ぼたもち作りました♪」という声と共に、アイディアいっぱいのぼたもちの画像に、美味しそうだなぁ~と見入ってしまいます(≧▽≦)
あれ?ぼたもちとおはぎはどう違うの? 材料や作り方が違う!?そんなわけでもなんでもなく、まったく同じ食べ物です。諸説ありますが、
ぼたもちぼたもち(牡丹餅):牡丹の季節であるのお彼岸に食べるもの。あずきの粒をその季節に咲く牡丹に見立てている。
おはぎ(御萩):萩の季節であるのお彼岸に食べ るもの。あずきの粒をその季節に咲くに見立てている。
小豆の収穫時期の違いにもより、収穫を迎えたばかりの秋には、やわらかい小豆はそのまま粒あん。春には保存してあった小豆の皮を取り除いてこし餡として使ったと言われることもあります。

春分の日また、二十四節気のひとつである春分は、昼と夜の時間が等しくなっ て、太陽は真東から上がって真西に沈みます。春分点という“天の赤道と黄道が交わる2つの点の1つで、太陽が南から北へ向かって赤道を通過する点”の上に来た時をいいます。
春分の日は、「国民祝日に関する法律」のなかで “自然を讃え(たたえ)、生物を慈しむ(いつくしむ)”とされています。春分から少しずつ太陽の活躍時間が増え、植物の芽が出て花が咲き出し、冬眠していた動物たちや虫たちが動き出してくる頃になるのですね♪

苗あったかいハウスの中では、苗を育てる育苗が始まっており、可愛らしい苗の赤ちゃんたちが顔を出してきました。
今年の畑にも、生産者さんの愛情をたっぷり受けて元気な野菜たちが生長している姿を、早くも想像しながらワクワクせざるを得ません。みんな美味しい野菜たちになりますように☆

野菜ソムリエプロ 木田靖代
2020/3/20