アスパラガス

北海道発祥の人気者♪オランダウドってなぁに?VOL.2

このレシピに使われた野菜たち"

栄養ドリンクにも!?
~アスパラガス~

アスパラガス

名前:アスパラガス(Asparagas)
分類:クサスギカズラ科アスパラガス属
(※植物の分類体系上、キジカクシ科などともされる)
生まれ:南ヨーロッパ

公園北海道は新緑が深く良い時季となり、3密を意識して避けながら公園でくつろぐ人の姿も多く見かけるようになりました。
自宅の庭でバーベキューをする人も多いようで、炭の需要が高まっているのだとか。わが家はジンギスカンと庭に自生(?)しているアスパラガスをポキッと折って焼くのが定番です。これぞ究極の採りたて!なんて贅沢~(≧▽≦)
さて、そんな春の人気者☆アスパラガスを美味しく食べるためには?ということで、前回の【北海道発祥の人気者♪オランダウドってなぁに?VOL.1】の話しに続きます。

~アスパラガスの栄養は?~

アスパラガスアスパラガスは野菜の中でもタンパク質が多く、妊婦さんに大切な葉酸なども含んでいますが、栄養面で特徴的なのが、アスパラガスから発見され名前の由来にもなっているアスパラギン酸!栄養ドリンクなどでもこの名前を耳にしたことがあるかもしれませんね。体内でのさまざまな代謝に関与し疲労回復に効果的です。
穂先派?根元派?に分かれることも多いかもしれませんが、穂先に多く含まれるルチンには利尿作用や血圧を下げる作用があり、高血圧予防にも効果が期待されます。

アスパラガスさて、私たちが食べるのは茎の部分ですが、注目したいひとつがはかま。正三角形が健康優良児の目安なので、選ぶ時の参考にしたいのはもちろんのこと、さらに!このはかまにはステキな魅力があるんです。
以前は、取り除きましょう!と、食感が悪いからと邪魔者扱いされていましたが、捨てるなんてもったいない!!アスパラプチンという血圧を下げる効果が期待される成分が含まれているのです。ただし、根元のあたりの硬い部分については、気になる場合は取り除いてください(*^^*)

~保存はどうしよう?~

アスパラガス

アスパラガスは鮮度落ちが早いので、買って来たらすぐに食べるのがGood!ですが、あとで美味しく食べたい、そういう時は保存方法も大切ですね。
新聞紙やキッチンペーパーで包み、アスパラガスが育った状態と同じように、立てて冷蔵室に入れてあげましょう。
アスパラガスは貯蔵最適温度2.5℃/同湿度95~100%のため、野菜室よりは冷蔵室の方が好きな環境なのです。コップや牛乳パックを半分に切ったものを使うのもおススメ。なるべく2~3日くらいで食べきりたいですね。
たくさんあって大変!どうしよう~!そんな時は、サッと硬めに茹でてラップに包み冷凍庫で保存もできます。1か月を目安に美味しいうちに食べましょう。

アスパラガス根元の固い部分(約1/3程度) は、ピーラーで皮をむいて調理しますが、皮だって美味しい♪オリーブオイルでカリッと炒めて塩をパラッと。美味でおつまみにもなります(^0^)v
根元部分だけを集めておいて、ミキサーにかけてポタージュなどにすると、無駄なく食べられます。
今が旬のアスパラガスを美味しく食べて心も体も元気で、これから迎える夏を乗り切りたいものですね☆

野菜ソムリエプロ 木田靖代
2020/6/12