食物繊維で免疫力ア~ップ☆

このレシピに使われた野菜たち"

食物繊維を摂っていますか?
~食物繊維の日~

桜

最低気温が2桁台となり、初夏のような気温になる日もあったりするなか、もう少しだけ桜も愛でつつ草花で癒される良い季節を迎えています。田植えも始まり、畑では野菜たちが賑わいを見せるのが、とても待ち遠しい北海道です☆

~食物繊維もイロイロ~

さて、毎日が記念日♪5月18日は食物繊維の日でした。”5(ファ)1(イ)8(バー)”の語呂合わせで、食物繊維に関する情報提供を行う学術団体「ファイバーアカデミア」が制定しました。食物繊維は、豆や穀類・野菜・キノコ・海藻などに多く含まれています。じつは大きく2つの種類があります。

エダマメ

★不溶性食物繊維・・・水に溶けないセルロースやヘミセルロース、リグニンなどの成分。便秘解消や大腸がん予防に期待大!腸のお掃除係として大活躍し、善玉菌のエサにもなるので腸内環境にもGood!肉や米の数十倍の水分を吸収して便通を促してくれます。とくにリグ ニンにはポリフェノールが豊富に含まれています。
たとえば・・・エダマメ、レンコン、ダイコンの葉っぱなど。

カンキツ★水溶性食物繊維・・・水に溶けるペクチンやイヌリンなどの成分。イヌリンは腎機能を高め利尿作用があるほか、腸からの糖分の吸 収をゆるやかにし、食後の血糖値の急激な上昇を防ぎ、動脈硬化や糖尿病予防などの効果が期待大♪
また、腸内で水分を吸収するとゼリー状になるペクチンは、コレステロールを包み込み体外へGo! コレステ ロールの吸収を抑制する働きがあります。
ネバネバ系のオクラやモロヘイヤのほか、キンカンやアボカドなどに多く含まれています。

さらに、そのバランスも大切。「水溶性食物繊維:不溶性食物繊維=1:2」を目安としましょう。切り干し大根やゴボウは、どちらも豊富に含まれているので、上手に摂り入れていきたいですね(^0^)v

~免疫力アップのもと!?~

キャベツとキンカンのサラダ☆デリ風日ごろから、免疫力アップを心がけて健康を目指していきたいですね。じつは、私たちの体の免疫細胞の多くは小腸に存在しています。その割合は、なんと!約70%!!腸を健康に保つことが免疫力アップにつながることになるのです。
特に水溶性食物繊維は、腸内細菌のエサとなる大切なもののひとつ!意識して食べて、免疫力アップを目指しましょう(^0^)/

「2020年版 日本人の食事摂取基準」(厚生労働省)では、1日あたりの摂取目標量を、18歳~69歳の男性は20g以上/女性は18g以上と設定しています。20歳以上の男性19.9g・女性18.0g(1人1日当たり平均値)と、令和元年国民健康・栄養調査結果(厚生労働省)により報告されています。ほぼ目標値に近づいてきましたが、引き続き意識していきたいものですね。
6歳~17歳の若い年代においても各々目標量が設定されています。子供の便秘増加傾向が背景にもあるようです。幼いころからバランス良く日常の食生活の中で摂り入れることが大切ですね。
改めて食物繊維の魅力を意識して、今だからこそ!おうちごはんに摂り入れてみてはいかがでしょうか(*^^*)

野菜ソムリエプロ 木田靖代
2021/5/21