“ほ~っ”とする乳草☆Vol.1
レタスもイロイロ☆
~レタス~
★名 前:レタス(Lettuce)
★学名:Lactuca sativa L.
★分類:キク科アシノノゲシ属
★生まれ:地中海沿岸~西アジア
北海道では先日、今年初の真夏日を迎える地域も出てきました!朝は一桁台の気温なのに日中は30℃台になると、まだ暑さに慣れていない体にとっては、ちょっと疲れを感じてしまいそうです。バテる前に、しっかり体の中からも予防していきたいものですね0(^0^)0
暑くなると、さっぱり&あっさりしたものを食べたくなりますが、清涼感ある野菜のひとつに、みずみずしいレタスがありますね。北海道でも露地で元気に生長中です♪
レタスは、紀元前6世紀にはペルシャで栽培されていたという記録があります。結球しないレタスが中国から日本に伝えられたのは奈良時代ですが、その当時は生で食べる習慣がなかったので、残念ながら、あまり普及しなかったようです。その後、一般的な丸いレタス(結球型)が日本人に愛されるようになったのは戦後のお話。今では、イロイロなレタスを楽しむようになり、売り場にもたくさんの種類のレタスが並んでいます(*^^*)
~レタスもイロイロ♪~
レタスには、一般に多く見かける玉レタスやサラダ菜など葉っぱが巻いた結球型、サニーレタスやリーフレ タスのように葉っぱが巻かない不結球型、シーザーサラダでおなじみのロメインレタスは立ち型の代表といえます。さらに、結球レタスは、一般の玉レタスのようにパリパリ感のあるかたい球になるクリスプヘッド型、サラダ菜のようにパリパリ感のないゆるい球になるバターヘッド型があります。
茎チシャとも呼ばれるアスパラガスレタスやステムレタスなどの茎レタスもあります。茎レタスを細く切って乾燥したものが「ヤマクラゲ」というもので、水やお湯で戻すと鮮やかな緑色になり、シャキシャキ食感のイメージとはまた一味違う、コリコリした歯ごたえを楽しむことが出来ます♪
売り場に並んでいるレタスたちを、じっくり観察してみると、その種類の多さに気づき、新たな発見ができるかもしれませんね☆
~乳草のゆえん~
日本名で「チシャ」と呼ばれるレタスは、“乳草→ちちくさ→ちしゃ”と名づけられました。なぜ乳草?と思われるかもしれませんね。レタスの茎や葉っぱを切ると、白い乳液が出てくることがゆえんです。
小さいころ、タンポポを摘んだ時にも同じような乳液が出てきて、洋服を汚していたことを思い出します。その主な成分は違えども、じつは同じキク科の植物。あまり見ることはできませんが、レタスも1~2cmほどの黄色い可憐な花を咲かせてくれます(*^^*)
また、レタスの白い乳液の正体は、ポリフェノールの一種ラクチュコピクリンという苦味物質で、リラックス効果や鎮静効果、入眠作用 などに期待できます。
さらにレタスの魅力が気になってきましたね♪その栄養とサラダだけではない!その食べ方などは?・・・次回につづく☆
野菜ソムリエプロ 木田靖代
2021/6/11