不思議な魅力いっぱいのエダマメ☆
野菜?穀物?・・・
~エダマメ~
★名前:エダマメ(Green soybeans)
★分類:マメ科ダイズ属
★生まれ:東アジア
東京2020オリンピック競技大会開催に伴い、ベンチが撤去され芝生がはがされていた札幌の大通公園では、先日から芝生の整備が始まりました。来季にはまた緑色の芝生の上で寝転んだり、遊ぶ人たちの姿が戻ってくるようです。夏には国内最大級のビアガーデンも開催されますが、来年はみんなでワイワイできるご時世になっていることを願うばかりです☆
~魅力いっぱい♪~
北海道のこの夏は記録的な猛暑が続きました。冷たいビールを楽しんだ人も多いのではないでしょうか。おつまみは多々あれど、ビールのお供といえばエダマメかもしれませんね(*^^*)
そんなエダマメには魅力がいっぱい♪アルコールから肝臓や腎臓を守ってくれる働きのあるメチオニンという成分や、アルコールの分解を促して肝臓の負担を軽くしてくれる働きのあるビタミンB1やビタミンC、さらに!女性には嬉しい大豆イソフラボンなども含まれているので、まさに理にかなったお供と言えます。“とりあえず”添えられがちなエダマメですが、とっても素晴らしいビールのお供なのです。
エダマメは大きく分けると白毛種・茶豆種・黒豆種があり、流通の多くは白毛種です。茶豆種では山形県特産の“だだちゃ豆”などが有名ですね。黒豆種はその名の通り、黒豆として出回る大豆の未熟な若莢を収穫したものです。
エダマメにもイロイロあるので、食べ比べてみると、お好みのエダマメを見つけられるかもしれませんね(*^^*)
~野菜?穀物?~
じつは、エダマメと大豆は同じもの。エダマメは大豆の若い莢(さや)を未熟なうちに収穫したもので、野菜として扱われます。栄養面でもビタミンAやビタミンCやミネラルなど野菜特有の栄養素が含まれているほか、豆類特有のたんぱく質も持ち合わせています。大豆と比べると、ビタミンCが豊富だったり、カロリーや脂質、炭水化物が低いことからも、 栄養成分の違いが分かります。
このように流通上の食品群では、未熟なうちに収穫したものは野菜、成熟したものは穀物として扱われています。成熟すると大豆になるのに分類は異なるエダマメ・・・ちょっと不思議な植物ですよね。
シンプルに塩ゆでしたエダマメも美味しいけど、オムレツやペペロンチーノ、シェイクやムースなどに変身させるのもおススメ☆新米の美味しい季節もやってきたので、エダマメごはんで秋の味覚を楽しんでみてはいかがでしょうか♪
野菜ソムリエプロ 木田靖代
2021/9/17