美味しく食べてスキルアップ☆
シェフに学ぶ会!
~グルメ会講師陣のスキルアップ~
忙しい農業の合間に、農家の母さんたちと一緒に開催しているグルメ教室では、年に一度、講師陣も勉強会をしています。地元産野菜の魅力を輝かせるべく術(すべ)をさらに磨いて、生徒さんたちにもっと楽しく美味しく食べてもらいたい!ということで、スキルアップも必要です0(^0^)0
今回、教えていただいたのは、野菜ソムリエでもある『ビストロ菜フェスタ』の岩松オーナーシェフ。
野菜たちを美味しくステキに演出してくれるシェフ目線ならではのレシピは、とっても贅沢で楽しみです。さて、どんな変身をさせてくれるのでしょう♪
持ち込んで教えていただくテーマ野菜は、ゴボウ・ヤーコン。レッスンメニューはこちら(^0^)/
★ゴボウのポタージュ
★ゴボウの洋風キンピラ
★ヤーコンとオレンジのコンポート
★ヤーコンのクリームグラタン
シェフのデモンストレーションに「これはなぜ?」「こういうときはどうするの?」など、質疑応答しながらペンが止まりません。
同じ産地の野菜といっても、生産者さんや地域によって違います。甘味やうま味、食味などどれも個性的。収穫したてや収穫後でも変わってくるので、食材の個性を知ったうえで、ちゃんと生かしてあげたいです(*^^*)。調理のポイントをしっかり押さえ、相性の良いお酒や生クリームの成分を使い分けることでも魅力がアップします。さて、変身した野菜たちがランチとなって登場☆
・ジャガイモの入ったワザありのポタージュも、アレンジができそうです。お好みでこし方も調整しましょう!個人的にはゴボウの食感を楽しみつつ、食物繊維も残さず摂りたいので、こさなくてもイイかな♪盛り付けも、生クリームの飾り方ひとつで華やぎます。
・いつものゴボウのきんぴらが、ワインレッドの美しい洋風な仕上がりになりました。ひと手間かけたバルサミコ酢の使い方も発見☆ キッシュの中にも食感の異なったゴボウが入っています。
・コンポートは、合わせる食材と調理の仕方がポイント。ポリフェノールによる変色もおさえられてキレイな彩りです。色々アレンジしたい一品♪
・三ツ星シェフ直伝というグラタンは、ヤーコンの食感もガラッと変わり、ヤーコンだと言わないと分からないほど!
食物繊維(5.7g/100g中)が豊富なことで知られているゴボウには、不溶性・水溶性2種類の食物繊維があり、腸の働きを整えたり、血糖値の急激な上昇を防いでくれたりと、色々な効果が期待できます。いまや日本だけでなく、海外にもゴボウの魅力が少しずつ広まっているようです♪
梨のような食感で生でも食べられるヤーコンは、フラクトオリゴ糖たっぷりで、整腸作用を増進させるほか、高血糖値や高血圧症の改善にも効果が期待されるなど、まさに健康野菜です。まだまだ食べ方が浸透されていないので、「こんな食べ方があるんだ!」と知ると、おいしく食べられますよ。
野菜ソムリエでも色々な得意分野を持っているので、こんな交流も嬉しいものです♪新しい発見をプラスαしアレンジしながら、野菜ソムリエとしてご紹介していきます。生徒さんが教室の中で何かひとつでも発見して「来て良かった!」と思ってくれるなら、とっても幸せ☆「へぇ~!」な発見をした、たくさんのお美味しい顔をみるのが楽しみです(*^^*)
野菜ソムリエプロ 木田靖代
2017/1/20