山菜

自然の恵みに舌つづみ♪

このレシピに使われた野菜たち"

自然のおすそ分けをいただく♪
~春の山菜~

桜

花々の開花に追いつかなくなりそう・・・今年の北海道の春は、いつもより早くやってきたようです☆
この時季といえば、山菜も楽しみの一つで、いち早く春を感じられる旬の味覚♪今年もありがたく自然のおすそ分けをいただいています(^0^)/

山菜山菜採りを楽しむたくさんの人の姿を見かけます。今年もお友達の農家さんの敷地内へ行ってきました!「あ!ここにもあった!そこにも」と、笹や木の枝をかき分けつつ、夢中になって摘み取るのがまた楽しいんですよね。よもぎ・こごみ・イラクサ・フキなど自然の恵みがいっぱい!まさに宝庫です(≧∇≦)
よく目にするものは、ほんの一部にすぎません。山菜は、日本には約300種類あるとされているんです。

山菜フキ:キク科フキ属
アクで手が黒くなるので、茹でてから皮をむくのがおススメ☆定番の煮物ももちろんですが、天ぷらかまぼこと一緒にキンピラにするのが好きです♪
フキはまだ早かったかなぁ。なかなか見つけられず、小さいけれど、ちょっとだけ見つけたフキの群生(?)に、この日のミッション完了の気分でした(笑)

山菜よもぎ:キク科ヨモギ属
古来から薬としても使われハーブの女王とも呼ばれます。お灸にも使われていますね。ギザギザの葉っぱで裏は白っぽい綿毛が特徴。
この日は到着早々「よもぎを摘んでらっしゃい!」の指令があり、よもぎあん餅にして食べさせてもらいました♪
その香りは、とっても幸せな気持ちさせてくれます(≧▽≦)

山菜こごみ:オシダ科クサソテツ属
クサソテツ(草蘇鉄)の若芽を食べます。クルンと丸まった渦巻き状の穂先が可愛らしいですね。アクがないので、サッとゆでてゴマ和えや酢みそ和えなどお浸しでもどうぞ!
こごみ大収穫Dayとなりましたが、加熱するとカサが減るので、あっという間におなかの中に入ってしまいました♪

山菜独特の苦みとえぐみが山菜の特徴でもありますが、この正体は、アクと呼ばれるアルカロイドやポリフェノールの一種クロロゲン酸。抗酸化作用を持つ成分で、生活習慣病の原因ともなる活性酸素をやっつけたり、腎臓や肝臓の機能を高めて老廃物 を排出してくれます。冬の間に溜まった老廃物を出し、新陳代謝を高めて体の中から目覚めさせてくれるので、春になるとあの風味を求めてやまないのかもしれませんね(*^^*)山菜
ここの敷地でも、昨年の台風21号の甚大な被害を受けていました。大木が折れたり倒れるなど、昨年とはまるで違った光景が広がっています。改めて被害の大きさを実感しました。そんな倒れた木の中でも、しっかり新しい芽を吹き生きている生命力の強さに感動!

苗自然の恵みに感謝して、山菜は食べる分だけ採っていただきます。全部採らず、根っこごと引き抜かず、しっかりマナーを守りつつ、来年また食卓に登場してくれるよう大切にいただきたいものですね☆
稲の苗たちもスクスク育ちながら、畑デビュ~を待ち焦がれていました。今年は災害にあうことなく順調に育って欲しいなぁ。

野菜ソムリエプロ 木田靖代
2019/5/10