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おせち

おせち料理には願いがい~っぱい☆

どんな意味があるの?
~御節(おせち)料理~

門松

門松 笑顔のような門松♪お正月準備は始めていますか?・・・“え?クリスマスもまだなのに、お正月の話しは早くない?”。そんなことはないんですよ。すでにお正月の準備は始まっています!「事始め」の12月13日には神社などでは煤払い(すすはらい)が行われました。年末に慌てないように少しずつ準備していかなきゃ0(^0^)0
お正月準備の一つに、おせち料理の準備がありますね。おせち料理御節料理と書きますが、その名の通り節目に食べる料理です。今ではめでたさを重ねる意味を込めてお正月に食べるものとされていますが、節日には元旦(1月1日)と五節句があり、元々はその際に食べられていたのがおせち料理なんです。
五穀豊穣・不老長寿・子孫繁栄などを願って大晦日のうちに重箱に詰めて歳神さまにお供えし、新年が明けるとお下がりをみんなで戴くという日本の伝統文化は大切にしたいものです。保存の利く料理で何日も食べられるおせち料理には、毎日料理をしている女性に休んで欲しいという労わり(いたわり)の気持ちもあるとか。小さい頃、“元旦に火を使うと火の神様が怒るから使っちゃ駄目!”という話も聞いたことが・・・いまだに信じて、なるべく使わないようにしています(^0^)vおせち

「めでたさを重ねる=重箱」ということで、地域によって違いがありますが、「祝い肴・口取・酢の物・焼き魚・煮物」を一の重・ニの重・三の重・与の重に詰めていきます。ちなみに、“まだまだ幸せを詰められますよ♪”という意味で、五重箱の一番上(五の重)は、空っぽの箱を予備として置く場合もあります。日本人らしい考えかたですね(*^^*)
それぞに託された願いとは…☆

おせちおせち 黒豆・・・新年をマメ(元気、勤勉)に暮らせますように。
数の子・・・たくさんの卵(子)を持つので孫繁栄を!
田作り・・・イワシが肥料とされていたこと から、豊年豊作・五穀豊穣を願って☆
紅白かまぼこ・・・紅白はおめでたい♪
伊達巻・・・巻物にされていた書簡で、知識や文化の発展を願う。
栗きんとん・・・“財をなす”黄金色。 “きんとん(金団)”は豪華さ。
昆布巻き・・・“よろこぶ”の語呂合わせでお祝いの席には欠かせない。
紅白まなす・・・お祝いの水引をあらわす。
おせち 海老・・・海老のように腰が曲がるまで生き られますように~不老長寿を願って☆
里芋・・・小芋がたくさんつくことから子宝を祈願。
レンコン・・・穴の開いたレンコンは先を見 通せることから、“見通しの良い”年でありますように!
ゴボウ・・・ 地にしっかり根を張り“細く長く幸せに”

口取り 最近は、手作りすることが少なくなり、お店で準備することが多くなっていますね。忙しい中、すべて手作りするのは大変かもしれませんが、1品でも2品でも手作りしてみませんか。ちょっぴり頑張って家族の“美味しい笑顔”を見たいものです(*^_^*)
ちなみに…北海道では大晦日におせち料理を食べるんですよ。タイやエビを型取った口取り(練り切り菓子)も欠かせません♪

野菜ソムリエプロ 木田靖代
2017/12/15